抄録
J-007
Webの視認性に関する検討:レイアウトの一対比較分析
大懸由佳・畑中基希・納富一宏(神奈川工科大)
Webサイトでは,同じコンテンツでも,使用される画像やフォントサイズが異なれば,受け手に異なった心理的影響があると考えられる.そこで可視性に優れたWebレイアウトの効果的な構成を調べることを目的として,一対比較法を用いた実験を行い,自己組織化マップによるクラスタリング分析を行った.その結果,本実験のレイアウトでは,画像を強調したデザインになっているため,画像がより大きいものが好評価となった.またタイトルのフォントサイズによる好感度の違いは,個人差があり評価の基準を設けることは難しいことがわかった. 本稿では,分析の詳細を示すとともに,視認性との関連について考察した結果を報告する.