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最終更新日:2008年7月29日

 

FIT2008 イベント企画(予定)

   
 

本フォーラムでは,以下をテーマに講演会,パネル討論等の各種イベント企画を開催予定です.



  第1イベント会場
θ館 1F大講義室
第2イベント会場
Ω棟 Ω11

第3イベント会場
ι棟ι23

第4イベント会場
λ棟λ13




(火)

10:30-12:00
情報“実学”実践の場としての SFC
(慶應義塾創立150年記念イベント)

9:30-12:00
データサイエンスで活躍する
列挙アルゴリズム
―設計技法とその応用―

9:30-12:00
医療現場における
異文化間コラボレーション
 

13:00-17:30
情報爆発時代の自然言語処理の新展開〜大規模ウェブリソースは対話を賢くするか?

13:00-15:30
ボリュームデータをめぐる
「医」と「工」のインタラクション

13:00-16:20
サイバーワールドと
リアルワールドとの接点
-ロケーションサービスを
中心として-
13:00-16:00
FIT2008論文賞
セッション




(水)
9:30-12:00
これでいいのか,ユビキタス
−今後のユビキタス
コンピューティングの
研究を考える−

9:30-12:00
情報科学教育の未来

9:30-12:00
エンターテイメント産業における
モーションキャプチャ技術の
将来展望

 
13:00-13:50
FIT学術賞 表彰式


     
14:00-15:15
船井業績賞
受賞記念講演
川人光男(ATR)

15:30-17:30
情報処理で社会を守る

15:30-17:30
情報・システム研究開発の今昔
―若者の夢をどこまで膨らませる―

15:30-17:30
EIPの10年
 




(木)

9:30-16:30
コンピュータ囲碁最前線

 

9:30-12:00
コ・モビリティ社会の
創生に向けて
10:30-12:00
KIISE会長招待講演
Yanghee Choi(KIISE会長)
 
13:00−16:00
パターン認識・メディア理解
アルゴリズムコンテスト
13:00-15:30
イノベータが語るオブジェクトの世界〜いかに生まれ,浸透し,そしてどこに向かうのか?
13:00-16:20
ユビキタス Web - これからのWebのために必要な技術は何か



第1イベント会場  9月2日(火) 10:30-12:00
情報“実学”実践の場としての SFC(慶應義塾創立150年記念イベント)
【概要】
SFC Open Research Forum 2007で,我々は次のようなメッセージを送った.「未来創造,すなわち,未来を構想しその実現に向けて新しい実践を生み出すこと.それが,開設以来揺るぐことのない,慶應義塾湘南藤沢キャンパス(SFC)の使命である.未来を創造するチカラとは,『並大抵でない』スケールや価値観,『見えないものを見えるようにする』技術と技法,そして『何が起きても動じない』地に足のついた行動力である」と.まさに実学の実践である.これら未来創造力は,SFCの教育理念ともなっており,それらのチカラに裏付けを与えるものとして,情報科学は欠くことのできないものである.そのSFCもまもなく開設20年を迎えようとしている.本フォーラムを湘南藤沢キャンパスで開催するこの機会に,環境情報学部の設立にご尽力された相磯秀夫氏(初代環境情報学部長)をお招きし,「慶應義塾創立150年記念イベント」の一環として,慶應義塾関係者,SFC関係者をまじえ,実学実践の場としての湘南藤沢キャンパス(特に環境情報学部)設立の意義,キャンパス開校から約20年を経た現状の評価,さらには,これからの情報科学の在り方などについて幅広いテーマでご講演いただく.
 
【プログラム】
司会 高汐一紀(慶應義塾大学 環境情報学部)
10:30-12:00 相磯秀夫(東京工科大学 理事(前学長))
 
第1イベント会場  9月2日(火)13:00-17:30 
情報爆発時代の自然言語処理の新展開〜大規模ウェブリソースは対話を賢くするか?
【概要】
コーパスからの知識獲得はこれまでも行われてきたが,現在,さらに大規模なデータを対象として真に必要とする情報の取得を目指す研究を行っている科研費特定領域研究,「情報爆発時代に向けた新しいIT基盤技術の研究」がある.この科研費の元で進められている研究から,大規模な知識,情報を利用,獲得するための研究を研究代表者の方々から紹介いただき,研究パラダイム,得られる結果の可能性について考察する.そして知識を利用する応用側からの,知識の規模や質に対するニーズ,得られた知識を用いたアプリケーションのブレイクスルーを含めた未来像について議論する.
   
【プログラム】
司会 二宮崇(東京大学) 村上浩司(奈良先端科学技術大学院大学)
13:00-13:05 オープニング
13:05-13:50 講演1 「対話的情報探索支援のための統合分類体系の構築 (仮)」 清田陽司(東京大学)
13:50-14:35 講演2 「ユーザの様子をうかがう会話エージェント(仮)
                −行動データに基づくインタラクティブシステムのデザイン−」 中野有紀子(成蹊大)
14:50-15:35 講演3 「対話でユーザの希望を引き出して検索する 「ラダリング型検索サービス」」 村田稔樹(沖電気工業) 
15:35-16:20 講演4 「Web質問応答システム: 自然言語による答の検索 (仮)」 森辰則(横浜国立大学)
16:20-17:05 講演5 「コミュニケーションエージェントによるメッセージ理解と情報アクセス支援(仮)」 奥村明俊(NEC)
17:05-17:30 総合討議
 
第1イベント会場  9月3日(水) 9:30-12:00 
これでいいのか,ユビキタス−今後のユビキタスコンピューティングの研究を考える−
【概要】
1988年に Mark Weiser がユビキタスコンピューティングの概念を提唱してから,ちょうど20年が過ぎた.その間に機器,部品の高機能化と小型低消費電力化,無線通信技術の進歩などにより,その概念が現実のものとなりつつある.しかし,その一方で,ユビキタスコンピューティング発祥の米国では,ここ数年で急激に関心が低下してきており,現在活発に研究活動が行われているのは,欧州,日本,韓国という状況である.このような背景を踏まえ,現在のユビキタス研究における課題と,今後のユビキタス研究・社会はどうあるべきかについて,情報分野以外の分野の専門家も交えて幅広い視点で討論する.
 
【プログラム】
司会 戸辺義人(東京電機大学)
  9:30-9:40 オープニング 「準備中」 中島秀之(公立はこだて未来大学)
 9:40-10:00 講演1 「準備中」 佐藤一郎 国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系
10:00-10:20 講演2 「準備中」 武山政直 慶應義塾大学 経済学部
10:20-10:40 講演3 「準備中」 徳田英幸 慶應義塾大学 政策・メディア研究科/環境情報学部
10:40-11:00 講演4 「準備中」 茂木健一郎 ソニーコンピュータサイエンス研究所
11:00-12:00 パネル討論 「準備中」
           司会 中島秀之(公立はこだて未来大学)
           パネリスト 佐藤一郎(国立情報学研究所)
                 武山政直(慶應義塾大学)
                 徳田英幸(慶應義塾大学)
                 茂木健一郎(ソニーコンピュータサイエンス研究所)準備中
 
第1イベント会場  9月3日(水) 13:00-13:50
FIT学術賞表彰式
FIT2007 ヤングリサーチャー賞 表彰
FIT2008 論文賞 表彰
FIT2008船井ベストペーパー賞 表彰
FIT2008 船井業績賞 表彰
 
第1イベント会場 9月3日(水) 14:00-15:15
船井業績賞受賞 記念講演
ブレイン・ネットワーク・インタフェース(BNI)技術の最前線
川人 光男((株)国際電気通信基礎技術研究所 脳情報研究所 所長)
【概要】
脳の機能を解き明かし,情報通信に役立てるためには,脳の中に情報がどのように表現され,処理されているのかを調べなくてはなりません.しかし,これは生物学がこれまで得意としてきた物質や場所に関する研究に比べて格段に難しくなります.このような困難を克服するために,脳を創ることによって脳を理解する研究を続けて参りました.その結果,ヒトの脳を傷つけずに,脳の外側から活動を記録して,必要な情報を抽出して,ロボットを動かすことができるようになりました(BNI技術).この技術は,工学として革新的なだけではなく,脳内の情報を実時間で抽出し,解読し,計算理論の予測に基づいてこれに操作を加え,直接または間接に操作した情報を脳にフィードバックする新しい方法論も可能にします.今回の講演では,急速に発展しつつある,BNIやサイボーグ技術と,それに基づく未来の情報通信に関して解説いたします.
 
第1イベント会場 9月3日(水) 15:30-17:30
情報処理で社会を守る
【概要】
情報システムは社会インフラとして我々の生活を支えている.しかし,目に見えないため,その恩恵がなかなかわかりにくい.しかし,航空機,鉄道,通信の情報システムにおいて,ひとたび事故がおこると,その事故が与える影響の大きさは多大であり,やっとそのありがたみがわかる.ライフライン化した情報システムをさらに進化させていくために,研究者も技術者もユーザが抱える真のニーズを知ることが重要と考える.本パネルを通じて,ユーザからの要望,開発の現状を共有化するための,対話を促進したい.
 
【プログラム】
15:30-17:30 パネル討論 「情報処理で社会を守る」
           司会 土井美和子(東芝)
           挨拶 佐々木元(日本電気)
           パネリスト 三浦一朗(住友商事)
                   重木昭信(NTTデータ)
                   小谷誠剛(Fujitsu Laboratories of America, Inc.)
                   加藤和彦(筑波大学)
 
第1イベント会場  9月4日(木) 9:30-16:30 
コンピュータ囲碁最前線
【概要】
チェス界では,1997年にDeepBlueが当時の世界チャンピオンカスパロフ氏に勝利し,近年将棋界では,コンピュータ将棋がプロ棋士に肉薄する実力になっている.一方,コンピュータ囲碁は,合法手の多さと終了手数の長さなどからチェス,将棋に比べはるかに探索範囲が広く,従来の手法ではなかなか強いプログラムが作れない状態が長く続いていた.しかし,近年モンテカルロ法を用いた新しい考え方のプログラムが出現し,急速な進歩を遂げている.本企画では,コンピュータ囲碁の研究としての位置づけと現状に関して講演を行い,実際にコンピュータとプロ棋士による公開対局を行うことにより,急速に実力をつけてきたコンピュータ囲碁の実力を実感していただくと共に,パネル討論で囲碁プログラム界の将来について展望していく.
  
【プログラム】
司会 伊藤毅志(電気通信大学)
 9:30-10:40 講演1 「ゲーム情報学の中のコンピュータ囲碁」飯田弘之(北陸先端科学技術大学院大学)
10:50-12:00 講演2 「コンピュータ囲碁の現状」 村松正和(電気通信大学)
13:00-15:00 公開対局 「CrazyStone VS 青葉ゆかり四段」
             解説 王銘エン(日本棋院プロ棋士九段)
             聞き手 村松正和(電気通信大学)
             対局者 青葉かおり(日本棋院プロ棋士四段)
15:10-16:30 パネル討論 「コンピュータ囲碁はいつトッププロに勝てるか?」
              司会 伊藤毅志(電気通信大学)
             パネリスト 王銘エン(日本棋院プロ棋士九段)
                     山下宏(囲碁プログラマー)
                     清愼一(富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ)
                     中村貞吾(九州工業大学)
                     松原仁(公立はこだて未来大学)
 
第2イベント会場  9月2日(火) 9:30-12:00 
データサイエンスで活躍する列挙アルゴリズム ―設計技法とその応用―
【概要】
近年広まっているデータ解析の手法として,基礎的な手法の組合せにより高い精度の解を短時間で出すものが注目されている.特に列挙アルゴリズムは指定された条件を満たすものをすべて見つけるため,他の手法との相性が良く,パターンマイニングをはじめとする多くの問題で利用されている.しかし,アルゴリズム理論の研究対象として,列挙問題はさほど中心的な存在ではなく,基礎的な事柄でさえも広く知られていないのが実情である.このチュートリアルでは,データサイエンス,アルゴリズムの研究者,およびデータ解析での利用を考えている方々を対象にして,列挙アルゴリズムの設計技法とその応用を解説する.
   
【プログラム】
司会 岡本吉央(東京工業大学大学)
 9:30−10:05 講演1 「準備中」 宇野毅明(国立情報学研究所)
10:05−10:40 講演2 「準備中」 有村博紀(北海道大学)
10:40−10:50 意見交換
10:50−11:25 講演3 「列挙,数え上げ,ランダム生成」 来嶋秀治(京都大学)
11:25−12:00 講演4 「 列挙型アルゴリズムのバイオインフォマティクスへの応用」 阿久津達也(京都大学)
 
第2イベント会場  9月2日(火) 13:00-15:30 
ボリュームデータをめぐる「医」と「工」のインタラクション
【概要】
医用画像に基づく診断支援,治療支援においては,X線CT,MRIなどの3次元画像,すなわちボリュームデータが従来より情報ソースの中核をなしてきた.一方,近年の工業用CT装置の普及に伴い,CAD/CAM/CAEなど,いわゆる生産技術の分野でのボリュームデータの利用が盛んとなってきており,医用画像分野とは異なるニーズに基づく処理技法の開発や研究が行われている.
本シンポジウムは,医療支援,工業支援の双方の立場の講演者が,ボリュームデータの利用に関する討論を通して情報交換を行い,両技術の共通点や相違点の発見によって相互の発展を目指すものである.
 
【プログラム】
司会 増谷佳孝(東京大学)
13:00-13:10 イントロダクション 増谷佳孝(東京大学)
13:10-13:40 講演1 「医用画像計測に関する研究」 佐藤嘉伸(大阪大学)
13:40-14:10 講演2 「工業用CT画像計測に関する研究」 道川隆士(東京大学)
14:10-14:40 講演3 「医用画像計測の実例」 講演者調整中
14:40-15:10 講演4 「工業用CT画像計測の実例」 定岡紀之(日立製作所)
15:10-15:30 パネル討論 「未定}
           司会 増谷佳孝(東京大学)
           パネリスト 佐藤嘉伸(大阪大学)
                   道川隆士(東京大学)
                   講演者調整中
                   定岡紀之(日立製作所)
 
第1イベント会場  9月3日(水) 9:30-12:00
情報科学教育の未来
【概要】
高校生,大学生,高校教員,そして大学教員によるパネルディスカッションを実施し,今後の情報教育のあり方を考える.
1990年代に日本が「情報社会」と呼ばれる時代に入ってからだいぶ経つ.情報社会の進展にともない,情報社会で生きていくのに必要な知識(情報リテラシー),そして情報社会を構築し支えるのに必要な知識(情報科学)を若者が身につける必要性が生じ,「情報教育」が注目されるようになった.本企画では,情報教育を受ける側の視点,担当する側の視点の双方から,今後の情報教育のあり方を考える.情報リテラシー,情報科学の楽しさ,重要性をお互いに交換することによって,一貫性があり,加速できる情報教育のあるべき姿を高校,大学を通して,議論する.
 
【プログラム】
準備中
 
第2イベント会場  9月3日(水) 15:30-17:30 
情報・システム研究開発の今昔 ―若者の夢をどこまで膨らませる―
【概要】
最近の研究開発成果例を若手3名が発表し,フェロー団を中心として, テーマ設定・アプローチ・成果出し・評価・応用展開などについて,意見交換を活発に行う.若手研究者・技術者の学位取得や事業化・社会貢献への道を,経験豊かな(?)フェロー団が夢を膨らませながら導いていく.
  
【プログラム】
司会 白井良明(立命館大学)
15:30-15:45 題材発表1 「ロボットカメラ協調システムにおける撮影ショット決定手法」 奥田誠(NHK放送技術研究所)
15:45-16:10 意見交換1
16:10-16:25 題材発表2 「動き領域の見えに基づく物体認識」 細井利憲(NEC)
16:25-16:50 意見交換2
16:50-17:05 題材発表3 「唇および口内領域形状に基づくトラジェクトリ特徴量による読唇」 齊藤剛史(鳥取大学)
17:05-17:30 意見交換3  
 
第2イベント会場  9月4日(木)9:30-12:00 
コ・モビリティ社会の創生に向けて
【概要】
慶應義塾大学では,平成19年度文部科学省科学技術振興調整費「先端融合領域イノベーション創出拠点の形成」を受託し,「コ・モビリティ社会の創生」プロジェクトを推進している.コ・モビリティ社会とは,子供からお年寄りまで,すべての人が,自由に安全に移動でき,交流が容易で,暮らしやすく,創造的・文化的な社会である.小さな範囲に限定され,情報が不足している地域共同体に,最先端の情報システムによる支援とともに「移動」が加わった多重で新しいコミュニティモデルを提示し,さまざまな社会問題を改善するための,現実的な道筋を描くプロジェクトである.
今回のパネルでは,「移動」や「コミュニティ」といったコ・モビリティ社会の考え方に欠かせない分野から情報提供をいただき,情報通信分野がコ・モビリティ社会の創生をどう受け止め,どうすべきかを会場の人も含めて議論する.コ・モビリティ社会における情報通信の在り方を検討することは,近年急速に社会に浸透した情報通信技術と人間が,どのように共生していくかを検討することに他ならない.
 

【プログラム】
9:30-12:00 パネル討論 
         司会:植原啓介(慶應義塾大学)
         パネリスト:川嶋弘尚(慶應義塾大学),金子郁容(慶應義塾大学),清水浩(慶應義塾大学),村井純(慶應義塾大学)
 

第2イベント会場  9月4日(木) 13:00-16:00 
パターン認識・メディア理解アルゴリズムコンテスト
【概要】
本イベント企画では,「騎士(ナイト)を数えナイト −画像に含まれる特定物体の計数−」と題した第12回パターン認識・メディア理解アルゴリズムコンテストの入賞者の発表,表彰式,および受賞者自身によるアルゴリズム発表を行う.本コンテストは,パターン認識・メディア理解(PRMU)研究専門委員会が,当該研究分野における若手研究者の育成と研究会活動の活性化を目的として1997年度より,秋の大会併催事業としてを実施している.本事業は,若手研究者およびこれから研究者を目指す学生(主に,高専,学部・大学院生)を主たる対象に,具体的な課題を解決することの楽しさを通して研究の面白さを体験してもらうことを目指している.募集にあたってはWeb(http://alcon.imlab.jp/)でサンプルプログラム・画像データを公開してアルゴリズムを実装したプログラムの提出を求め,このプログラムの処理結果や計算時間等を参考に,審査委員会でアルゴリズムの新規性や性能を審査し,優秀なプログラムを選定している.応募対象者が若手研究者や学生であることから,アルゴリズムの完璧さや実装の工夫よりも,若手研究者や学生ならではの素朴なアイデアを積極的に評価する方針を採っている.
 
【プログラム】
司会 岩村雅一(大阪府立大学)
13:00-13:05 開会挨拶 馬場口登(大阪大学)
13:05-13:15 課題概要説明,審査結果発表
13:15-13:20 入賞者表彰
13:20-14:50 入賞者によるアルゴリズム紹介
15:00-16:00 講演 「画像照合から始まる画像認識への道程 ― 検出,識別から,映像マイニングまで ―」 佐藤真一(国立情報学研究所)準備中
 
第3イベント会場  9月2日(火) 9:30-12:00
医療現場における異文化間コラボレーション
【概要】
医療現場では,医者と患者,医者と看護士,異分野間の専門医など,異なるバックグラウンドを持った者同士のコミュニケーションが複雑に起こっている.コミュニケーションの中で些細な誤解が生じると医者と患者間の信頼関係に影響を及ぼしたり,時には医療ミスといった致命的な結果を招きかねない.最近では外国人の患者も増え,背景知識の違いに加え,言語の違いも大きな問題として認識されている.電子カルテを初めとして医療現場への情報技術の導入は進んでいるが,コミュニケーション支援を目指した情報技術の応用は少ない.
本シンポジウムでは,医療現場を異文化コラボレーションの観点から捉え,情報技術を使ってどのように医療現場でのコミュニケーションを支援することができるかについて考える場としたい.医療現場において,いくつかの場面を想定し,それぞれの場面において,使えるIT技術や使えないIT技術とは何かについて議論する.
  携
【プログラム】
司会 山下 直美(NTT コミュニケーション科学基礎研究所)
  9:30-9:40講演1 「準備中」 新垣智子( りんくう総合医療センター/市立泉佐野病院)
  9:45-9:55講演2 「準備中」 鈴木亮子(AMDA国際医療情報センター)
10:00-10:10講演3 「準備中」 重野亜久里(多文化共生センターきょうと)
                     吉野 孝(和歌山大学)
10:15-10:25講演4 「準備中」 秋山美紀(慶應義塾大学)
10:30-12:00パネル討論 「準備中」
              司会 喜多千草(関西大学)
              パネリスト 新垣智子(りんくう総合医療センター/市立泉佐野病院)
                     鈴木亮子(AMDA国際医療情報センター)
                     重野亜久里(多文化共生センターきょうと)
                     吉野 孝(和歌山大学)
                     秋山美紀(慶應義塾大学)
              コメンテータ 片桐恭弘(公立はこだて未来大学)
 
第3イベント会場  9月2日(火) 13:00-16:20  
サイバーワールドとリアルワールドとの接点 -ロケーションサービスを中心として-
【概要】
サイバーワールドとリアルワールドとの接点に技術開発とサービスビジネスが新興しつつある.特に,GPS関連分野は技術開発と利用技術が進展し,携帯へのGPS組み込みによる急速な普及も予測されている.また,これに関連して地図サービス, CGMサービス,携帯を使った案内システム,無線LANを利用した位置情報取得など具体的な取り組みも活発化しており,Where2.0というキーワードも登場している.
本企画では,サイバーワールドとリアルワールドとの接点で活躍中の方々を講演者に招き,海外を含めて位置情報システムの動向や活用例,活発化する携帯電話での位置情報も含めた携帯ビジネスと技術,ユビキタスミュージアムとして位置情報システムの活用を含めたて実企画,情報大航海での実証実験を踏まえて,携帯電話を利用した位置情報システムを用いたCGMやマーケッティングへ活用の可能性等,ロケーションサービス等の活発化する技術や,ビジネスへの展開,成功の秘訣についてお話いただき,今後のビジネスの方向・必要とされる技術・研究の方向について討論を行う.
 

【プログラム】
司会 成田雅彦(産業大学)
13:00-13:10 オープニング
13:10-14:00 講演1「海外を含めて位置情報システムの動向・活用例」 竹内久治(三菱重工業)
14:00-14:50 講演2「携帯電話を利用した位置情報システム活用の可能性(情報大航海での実証実験を踏まえて)」 佐治信之(NEC)
15:00-15:50 講演3「ユビキタスミュージアム(位置情報システムの活用を含めて)」 池本修悟(NPO法人創造支援工房フェイス)
15:50-16:20 パネル討論
          司会 成田雅彦(産業大学),鈴木純二(三菱重工業)
          パネリスト 竹内久治(三菱重工業),佐治信之(NEC),池本修悟(NPO法人創造支援工房フェイス)

第3イベント会場  9月3日(水)9:30-12:00
エンターテイメント産業におけるモーションキャプチャ技術の将来展望
【概要】
CG映像の制作には不可欠となったモーションキャプチャ(以後,MoCap)技術は,ハードとソフトの両面において現在でも活発な開発競争が繰り広げられている.しかし,日本のエンターテイメント産業における利活用は緒に就いたばかりであり,伝統的なアニメやゲームの制作現場においても世界的な競争力を維持するために高度な利用方法が模索されている.また,その応用範囲は伝統芸能のデジタル保存やロボットの制御,および身体科学にいたる幅広い分野に拡大しており,それらの分野を横断する技術を展開することにより新たなエンターテイメントの創出が期待できる.本企画では,MoCapに関する最先端の研究事例と映像制作やデジタルアーカイブ化に関する活動事例を,大学と様々な業界から招いた6名の講演者により紹介する.さらに,アニメやゲームの制作現場が実際に抱える問題や要望の意見を交えて,講演者と会場の参加者によってMoCapの将来技術をパネル討論する.また,技術のさらなる進化によって創出する新たなアプリケーションやビジネスの展望等についても自由に議論を交わす.
 
【プログラム】
司会 栗山繁(豊橋技術科学大学)
  9:30-9:35 講演者紹介
  9:35-9:50 講演1 「プリビジュアリゼーションにおけるモーションキャプチャ技術の活用」福本隆司(リンクス・デジワークス)
 9:50-10:05 講演2 「モーションキャプチャと舞踊動作,ロボットによる表現」 中澤篤志(大阪大学)
10:05-10:20 講演3 「モーションキャプチャ・データライブラリーの構築」 荒木シゲル(アクトバート合同会社)
10:20-10:35 講演4 「ロボット視覚としてのモーションキャプチャ」山根克(東京大学)
10:35-10:50 講演5 「劇団とモーションキャプチャで早10年」 海賀孝明(わらび座)
10:50-11:05 講演6 「モーションキャプチャを用いたアニメ制作プロセスの効率化プロジェクト」森島繁生(早稲田大学)
11:05-12:00 パネル討論 「モーションキャプチャ技術の今後と新エンターテイメントの展望」
          司会 栗山繁(豊橋技術科学大学)
          パネリスト 福本隆司(リンクス・デジワークス)
                 中澤篤志(大阪大学)
                 荒木シゲル(アクトバート合同会社)
                 山根克(東京大学)
                 海賀孝明(わらび座)
                 森島繁生(早稲田大学)
 
第3イベント会場  9月3日(水) 15:30-17:30 
EIPの10年
【概要】
情報処理学会 電子化知的財産・社会基盤研究会(EIP)の10年を振り返る.情報処理学会電子化知的財産・社会基盤研究会(略称EIP)は設立されて10年の節目を迎えた.そこで,FITにおいてEIPの10年を振り返る特別セッションを行いたい.歴代4人の主査を招いたパネル討論をメインの企画としている.企画意図としては,この10年間の知的財産権の動向を概観するとともに,社会基盤としてのICTのあり方について理解を深めたい.さらに,電子社会の未来向けての展望についても大いに議論し,研究会を通じて今後のICTの発展の方向性について提言を行うことも考えている.技術系が大部分を占める情報処理学会において,本研究会は人文・社会系の研究者も多く参加している.今後のFITの発展のために,理工系のみならず,人文・社会系の研究者が幅広く参加できる本企画の意義は,大変大きなものがあると言えよう.

【プログラム】
司会 井出明(首都大学東京)
15:30-16:00 講演 「未定」 安田浩(東京電機大学)
16:10-17:30 パネル討論「EIPの過去,現在そして未来」
          パネリスト 名和小太郎(国際大学)
                 安田浩(東京電機大学)
                 岸上順一(NTT サイバーソリューション研究所)
                 亀山渉(早稲田大学)
 

第3イベント会場  9月4日(木) 10:30-12:00 
KIISE会長招待講演
International Collaboration between KIISE and Japanese Organizations
【概要】
This speech gives a brief introduction on the international activities of KIISE and states the emerging importance of future cooperative activities. KIISE stands with a noble objective of dealing with increased interdependency, connectivity and integration on a global level among international societies, researchers and academicians with respect to social and technological aspects. To accentuate contemporary research issues and challenges our seventeen special interest groups are working and sharing their viewpoints through international conferences and symposiums. The necessity of research collaboration among KIISE, IEICE-ISS and IPSJ is more important than ever before due to globalization. Mutual cooperative activities among these societies may bring win-win benefits for both the countries as well as increase the research interests of the world. To accelerate the future collaborative research KIISE suggests following mutual agreements with IPSJ and IEICE-ISS: cooperative research projects, international academic activities such as workshop, symposium and conference. Also, academic expert exchange agreement, publication exchange agreement, mutual membership agreement, mutual visiting of presidents/members etc can be considered. Research collaboration and joint activities on science and industrial developments can intensify mutually reinforcing objectives. KIISE seeks to work together with IEICE-ISS and IPSJ in order to make research opportunities better known and a reality for a larger share of young and enthusiastic researchers who look for excitement and inspiration for their future. In this regard, KIISE wants to build trust, mutual understanding and respect that are necessary to develop better research relationship among the academic societies of the two countries. In the long run, the above collaborative research activities will play a noteworthy role in the development of future technologies as well as leverages community networking of both the countries.
 
第3イベント会場  9月4日(木) 13:00-15:30 
イノベータが語るオブジェクトの世界〜いかに生まれ,浸透し,そしてどこに向かうのか?

【概要】
オブジェクト指向の概念は1960年代に生まれ,1970〜80年代には研究レベルで発展をとげ,その後,爆発的に普及するに至った,今日では,プログラミング言語,フレームワーク,ソフトウェアの設計・分析法などの主要なものが,多かれ少なかれオブジェクト指向のアイデアを取り入れている.オブジェクト指向は,今や空気や水のように当たり前の存在と言えよう.このオブジェクト指向に対する我が国からの貢献は意外に大きく,この分野で最も権威ある AITOのDahl-Nygaard 賞を,今年は東京大学教授の米澤明憲氏が受賞した.第4回目にして,アジア圏から初の受賞者が生まれたことになる.そこで,これを機会に,オブジェクト指向を今一度見つめ直したい.2件の講演とパネル討論を通して,オブジェクト指向が世の中に与えたインパクト,新しい潮流や今後の展望などについて語りあう場を設ける.

【プログラム】
司会 柴山悦哉(東京大学)
13:00-14:00 講演1 「 並列オブジェクト〜その始まりと将来」 米澤明憲(東京大学)
14:00-14:20 講演2 「未定」 所眞理雄((株)ソニーコンピュータサイエンス研究所)
14:30-15:30 パネル討論
          司会:柴山悦哉(東京大学)
          パネリスト:米澤明憲(東京大学),所眞理雄((株)ソニーコンピュータサイエンス研究所),
                 小野寺(日本IBM基礎研究所),千葉滋(東京工業大学)

第4イベント会場  9月2日(火) 13:00-16:00 
FIT2008論文賞セッション
【プログラム】
13:00-13:30 講演1 3DCGによる浮世絵構図法 久保友香(東大)
13:30-14:00 講演2 クリックスルーに基づく探検型検索サイトの設計と開発 酒井哲也(ニューズウォッチ)
14:00-14:30 講演3 ブロック歪みを考慮した時空間コントラスト感度特性に基づくH.264/AVC符号化器設計 坂東幸浩(NTT)
14:30-15:00 講演4 ソフトウェア不正コピー対策のためのLANアクセス制御システム 山本 賢(岡山大)
15:00-15:30 講演5 LiNeS における仮想ネットワーク間接続機能の開発と実用可能性の検討 立岩佑一郎(名大)
15:30-16:00 講演6 A Counting-Based Approximation the Distribution Function of the Longest Path Length in Directed Acyclic Graphs 安藤 映(九大)
 
第4イベント会場  9月4日(木) 13:00-16:20 
ユビキタス Web - これからのWebのために必要な技術は何か

【概要】
わずか数台の大型計算機が専用線で接続されていたに過ぎない最初のインターネットが誕生してから40年,またインターネット上の情報空間であるWebが開発されてから20年が経過している.この間,Webにアクセスするための情報機器は,当初の大型計算機から小型のワークステーション,そしてパーソナル・コンピュータへと変化してきた.近年では,デバイスおよびネットワーク技術の発展により,携帯電話による電子メールの送受信やWebへのアクセスは常識となり,コンピュータによるアクセス数をしのいでる.Webは,さまざまなアプリケーション開発のためのプラットフォームとして普及しつつあり,より効果的なWebアクセスのための標準仕様を策定することが,多様なデバイス上でのアプリケーション開発にかかるコストを削減するためにきわめて重要である.World Wide Web Consortium (W3C) は,Web開発者であるTim Berners-Leeにより設立された,Webの発展と相互運用性を確保するために必要な各種仕様の開発を行なう国際的な技術コンソーシアムであり,アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT),フランスに本部を置く欧州情報処理数学研究コンソーシアム(ERCIM),および日本の慶應義塾大学という三つのホスト機関により共同運営さ れている.W3CユビキタスWebドメインでは,「誰でも,どこでも,いつでも,そしていかなるデバイスを用いてでも,Webへのアクセスを可能とする」というユビキタスWebの実現へ向けて,利用者のニーズや各種デバイスの能力,環境的条件に応じた最適な手法を用いてWebにアクセスするために必要となる,以下のような次世代ヒューマンインタフェース技術の標準化に取り組んでいる.
1. モバイルウェブ技術
2. デバイス非依存技術
3. 音声・マルチモーダル技術
今回のシンポジウムでは,W3Cの取り組む,ユビキタスWeb実現に向けた標準化活動に焦点をあて,
1. 産業界の現状と将来への期待
2. 国際技術標準化の動向
3. わが国における標準化への取り組み
を紹介するとともに,今後の標準化の方向を見据えてパネル討議する.

【プログラム】
司会:芦村和幸(W3C/慶應義塾大学)
13:00-13:30 講演1 「W3Cにおけるマルチモーダル対話処理の標準化」  芦村和幸(W3C/慶應義塾大学)
13:30-14:00 講演2 「Webにおけるビデオ情報の利用」 Felix Sasaki(W3C/慶應義塾大学)
14:00-14:30 講演3 「地理位置情報の活用」 Michael Smith(W3C/慶應義塾大学)
14:30-15:00 講演4 「わが国におけるマルチモーダル対話記述標準化 -現状と将来への期待-」 荒木雅弘(京都工芸繊維大学)
15:20-16:20 パネル討論 「ユビキタスWeb実現にあたっての課題」
          司会: 芦村和幸(W3C/慶大)
          パネリスト:荒木雅弘(京都工芸繊維大学),桂田浩一(豊橋技術科学大学),西本卓也(東京大学),
                 Felix Sasaki (W3C/慶應義塾大学),Michael Smith (W3C/慶應義塾大学)