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  最終更新日:2007年7月9日
 

FIT2007 イベント企画(予定)

   
 

本フォーラムでは,以下をテーマに講演会,パネル討論等の各種イベント企画を開催予定です.



  第1イベント会場
4号館1F 411
第2イベント会場
21号館1F 2112

第3イベント会場
21号館1F 2113

第4イベント会場
21号館2F 2114




(水)

10:00-12:00
ここまで使える数理計画法

10:00-12:00
情報爆発時代のデータベース

10:00-12:00
FIT2007論文賞
セッション
午前の部  4件
10:00-12:00
人の居場所を探る
-情報過多のネット時代における個倍化現象-

13:00-16:00
パターン認識・メディア理解アルゴリズムコンテスト

13:00-17:30
知財戦略を俯瞰する
13:00-16:00
FIT2007論文賞
セッション
午後の部  6件
13:00-17:30
近未来技術と情報科学
次世代ロボット技術を展望する




(木)
 

10:00-12:00
教育・情報システム論文執筆ワークショップ

10:00-12:00
ロボットや機械とのコミュニケーション

10:00-12:00
近未来技術と情報科学
スポーツと情報技術
13:00-13:50
FIT学術賞 表彰式

     
14:00-15:15
船井業績賞
受賞記念講演
人と社会、そして、コンピュータとネットワーク
村井 純(慶大)
15:30-17:30
船井業績賞
記念パネル討論
グローバル情報社会:日本での研究の責任と役割

15:30-17:30
教育・情報システム論文執筆ワークショップ

   




(金)

10:00-12:00
良い論文を書くためには,伝わる日本語文章を書くためには

10:00-12:00
大学の理系学部等における障害のある学生の支援
10:00-15:50
電子市場構築技術とその応用
10:00-12:00
近未来技術と情報科学
中京大学ハイテク・リサーチ・センターの取組み

13:00-16:00
HPCから組込みシステムまで、 カスタムコンピューティングの世界

13:00-16:00
eポートフォリオによる新たな教育・学習環境の構築と実践
13:00-16:00
近未来技術と情報科学
クリエイティブな「ものづくり」を支えるスキルとテクノロジ



第1イベント会場  9月5日(水) 10:00-12:00 
ここまで使える数理計画法
【概要】
計算機の急激な性能向上と,それを上回る数理計画法の飛躍的な進歩により,多くの分野において実際に現れる大規模かつ複雑な問題を解くための環境が整いつつある.そこで,本チュートリアルでは,数理計画法の現状と展望を紹介することで,さまざまな分野の研究者の方々に,数理計画法が「使える道具」であることを認識していただき,より一層活用していただくことを目的としている.今回は,(1)数理計画法の適用事例,(2)数理計画法ソフトウェアの現状,(3)数理計画問題へのモデル化の話題を中心としたチュートリアルを予定している.
【プログラム】
司会:梅谷俊治(電気通信大学)
10:00-11:00
  講演1「数理計画法を用いた問題解決の事例−南山大学プロジェクトN」
  ○鈴木敦夫(南山大学)
11:00-12:00
  講演2「ここまで解ける整数計画」
  ○松井知己(中央大学),宮代隆平(東京農工大学)

  ※○が講演者
 
第1イベント会場  9月5日(水)13:00-16:00 
パターン認識・メディア理解アルゴリズムコンテスト
【概要】 
本イベント企画では,「ジグソーパズルを完成させよう! ―マッチングによる画像復元―」と題した第11回パターン認識・メディア理解アルゴリズムコンテストの入賞者の発表,表彰式,および受賞者自身によるアルゴリズム発表をおこなう.本コンテストは,パターン認識・メディア理解(PRMU)研究専門委員会が,当該研究分野における若手研究者の育成と研究会活動の活性化を目的として平成9年度より,秋の大会併催事業としてを実施している.本事業は,若手研究者およびこれから研究者を目指す学生(主に,高専,学部・大学院生)を主たる対象に,具体的な課題を解決することの楽しさを通して研究の面白さを体験してもらうことを目指している.募集にあたってはWeb(http://www.eml.hiroshima-u.ac.jp/alcon2007/)でサンプルプログラム・画像データを公開してアルゴリズムを実装したプログラムの提出を求め,このプログラムの処理結果や計算時間等を参考に,審査委員会でアルゴリズムの新規性や性能を審査し,優秀なプログラムを選定している.応募対象者が若手研究者や学生であることから,アルゴリズムの完璧さや複雑さよりも,若手研究者や学生ならではの素朴なアイデアを積極的に評価する方針を採っている.
【プログラム】
司会進行: 天野 敏之(奈良先端科学技術大学院大学)
13:00-13:05
   開会挨拶  馬場口 登(大阪大学)
13:05-13:15
   課題概要説明,審査結果発表  玉木 徹(広島大学)
13:15-13:20
   入賞者表彰
13:20-14:50
   入賞者によるアルゴリズム紹介
15:00-15:50
   講演:「 画像関連問題に対するアルゴリズム工学的アプローチ 」  浅野 哲夫 北陸先端科学技術大学院大学
 
第1イベント会場  9月6日(木) 13:00-13:50
FIT学術賞表彰式
FIT2006 ヤングリサーチャー賞 表彰
FIT2007 論文賞 表彰
FIT2007船井ベストペーパー賞 表彰
FIT2007 船井業績賞 表彰
 
第1イベント会場 9月6日(木) 14:00-15:15
船井業績賞受賞 記念講演 「人と社会、そして、コンピュータとネットワーク」
村井 純(慶應義塾常任理事/慶應義塾大学環境情報学部 教授)
【概要】
コンピュータはその名前通り,計算する機械として登場し,オペレーティングシステムやその他の基盤的ソフトウェアにより,人の知的活動を支援する技術として発展してきた.一方,コンピュータを相互に接続するネットワーク技術は,デジタルデータを交換し共有するための独立した技術として発展を遂げてきた.汎用オペレーティングシステムとネットワークのそれぞれに関する研究開発は1970年代から本格的に拡がった.これらは,1980年代にはワークステーションベースの分散システムとしての完全な融合を果たし,1990年代には,インターネットとしてグローバルな情報共有のための分散処理基盤を確立した.今世紀に入り,デジタル情報が光の速度で共有できるグローバルな環境が整いつつある.コンピュータとネットワークを要素とし,世界の市民とグローバルな情報社会の具体的な要求と期待に応える,新しいアーキテクチャへ向けた研究開発の方向性を議論する.
 
第1イベント会場 9月6日(木) 15:30-17:30
船井業績賞記念パネル討論 「グローバル情報社会:日本での研究の責任と役割」
【概要】
インターネットの浸透により,情報に関わる研究活動のグローバル化が進んでいる.こうした背景の元,研究活動そのものだけでなく社会的貢献,経済活動への展開,人材育成といった面での日本の責任と役割を見直さなければならない時期にきている.このパネルでは第一線の研究現場で活躍していながら,社会・経済活動や人材育成の現場でも幅広く活動しておられる方々を迎えて,日本の果たすべき責任と役割を考える.

司 会:砂原 秀樹 (奈良先端科学技術大学院大学)
特別ゲスト:村井 純 (慶應義塾常任理事/慶應義塾大学)
パネリスト:古川 享 (慶應義塾大学),後藤 滋樹 (早稲田大学),近山 隆 (東京大学),下條 真司 (大阪大学)
 
第1イベント会場  9月7日(金) 10:00-12:00 
良い論文を書くためには,伝わる日本語文章を書くためには
【概要】
日本語でいかに明快な文章を書くかを基本テーマに,学生から研究指導者に渡る幅広い層を対象に,2件の講演からなる講演会を実施する.前半では,学術論文の書き方について,学生を対象に良い論文を書くための基本指針,指導者を対象にいかにそれを学生に実践させるか,という2つの観点から講演をいただく.後半では,論文からさらに一般の文章に対象を広げて,事実や主張が伝わりやすい一般的な文章の書き方について講演をいただく.それぞれの講演の中で,講演者とフロアの間での質疑の時間を設ける.
【プログラム】
司会進行:横矢 直和(奈良先端科学技術大学院大学)
10:00−11:00
  講演1: 「良い学術論文を書く・書かせる基本指針」 岡田 稔(早稲田大学)
11:00−12:00
  講演2:「他人に伝わる日本語文章を書くには」 阿部 圭一(愛知工業大学)
 
第1イベント会場 9月7日(金)13:00-16:00
HPCから組込みシステムまで、カスタムコンピューティングの世界
【概要】
最近,リコンフィギャラブルLSIや超並列細粒度プロセッサなどの新しいデバイスを活用したカスタムコンピューティングが各分野で注目を集めている.例えば,組込みシステムは家電機器・情報通信機器・工業制御機器・医療機器などの在りとあらゆる分野の電子制御機器の総称であるが,高い付加価値を実現するための専用処理エンジンの開発などが活発に行われている.これら組込みシステム向けやハイパフォーマンスコンピューティング(HPC) 向けの専用処理エンジンやアクセラレータは規模および性質いずれの面からも非常に多種多様であり,汎用コンピュータ向けプロセッサに比べて独自の世界を生み出している.本チュートリアルでは,我が国が得意とするデジタル家電向けの組込みシステムや,宇宙や生化学の分野を対象とするハイパフォーマンスコンピューティングシステムなど,各所で開発されている代表的なカスタムコンピューティング事例について開発者をお招きして解説いただき,新たなデバイス技術を活用することによって新たなステージへ脱皮しようとしているカスタムコンピューティングの最前線を俯瞰する. 
【プログラム】
司会進行:末吉 敏則(熊本大学)
13:00-13:35
  講演1「理論宇宙物理学でのハイパフォーマンスコンピューティング事例」 濱田 剛(理化学研究所)
13:35-14:10  
  講演2「ReCSiP: FPGA を用いた生化学シミュレータ」 長名 保範(慶應義塾大学)
14:10-14:45  
  講演3「FPGAの部分再構成を利用したコンテンツ配信システム」  堀 洋平(産業技術総合研究所)
14:50-15:25  
  講演4「マトリックス型超並列プロセッサMX1とその応用事例」 水本 勝也(ルネサステクノロジ)
15:25-16:00  
  講演5「カーチューナ向けリコンフィギュラブルアーキテクチャ」 小曽根 真(三洋電機)
 
第2イベント会場  9月5日(水)10:00-12:00 
情報爆発時代のデータベース −センサネットワーク技術がもたらすデータベース技術の新展開と応用−
協賛:文部科学省科学研究費補助金特定領域研究「情報爆発IT基盤」
【概要】

センサ機器の普及やセンサネットワーク技術の発展,ユビキタスコンピューティングの拡がりを受けて,ここ数年,データベースの研究分野では,センサネットワーク環境におけるデータベース技術の開発が盛んに進められている.本企画では,センサ機器・センサネットワーク技術の現状を踏まえて,今後のセンサデータベースの研究・開発における課題,および,新たな応用の可能性などについて2件の講演と講演内容を起点としたパネルを開催する.
【プログラム】
司会進行:石川 佳治(名古屋大学)
10:00-10:30
  講演1「センサネットワークの技術動向」鈴木 敬(日立製作所)
10:30-11:00
  講演2「センサデータベースとは:基本概念と研究動向」川島 英之(筑波大学)
11:00-12:00
  パネル討論「情報爆発時代のセンサデータベース:技術的課題と今後の展開」
  司会:石川 佳治(名古屋大学)
  パネリスト:川島 英之(筑波大学),鈴木 敬(日立製作所),原 隆浩(大阪大学),福永 茂(沖電気工業)
 
第2イベント会場  9月5日(水) 13:00-17:30 
知財戦略を俯瞰する −技術経営から支援技術,知の構造化まで−
共催:社団法人 日本知財学会
【概要】

グローバルな経済活動の進展に伴い,知的財産の重要性が一層高まっている中で,我が国では,知財戦略が国家戦略の一つとして推進されてきている.研究者・技術者にとって,知財,特に特許を意識せずには仕事ができない.また,経営戦略の一環として,知財は極めて重要な位置を占めている.知財戦略には,国家としての推進戦略,企業あるいは大学における戦略,創造・保護・活用のサイクルに応じた施策,標準化戦略との関係,知財人材の育成,そして,これらの戦略・施策を円滑に遂行するための支援技術等,様々な視点がある.さらに,財となる「知」そのものに関する議論も,イノベーション創出に向けた重要な視点の一つである.本シンポジウムでは,これらの知財戦略に関連する視点の全てをカバーするテーマを設定し,知財の中でも特に,情報科学技術分野の特許を中心に,各テーマの最前線で活躍されている方々による講演を行う.これらの講演を通して,参加される方々がご自身で考えられ,議論されることにより,今後の研究開発や技術経営等の活動に役立てて頂ければ幸いである.
【プログラム】
司会進行:山下博之(科学技術振興機構)
13:00-13:40
   講演1「知的財産推進計画2007の概要」  山本 雅史(内閣官房知的財産戦略推進事務局)
13:40-14:20
   講演2「企業の知財戦略と標準化戦略」  名取 勝也(日本アイ・ビー・エム)
14:20-15:00
   講演3「IT分野における大学知財戦略」  堀 建二(電気通信大学)
15:00-15:10
   休憩
15:10-15:50
   講演4「特許の権利化を戦略的に行うために」  加藤 浩一郎(金沢工業大学大学院)
15:50-16:20
   講演5「特許工学とその支援技術」  谷川 英和(IRD国際特許事務所)
16:20-16:50
   講演6「特許活用を支援する特許文書解析技術」  小西 一也(NTTデータ)
16:50-17:30
   講演7「知の構造化と知財戦略」 松島 克守(東京大学大学院)

 
第2イベント会場  9月6日(木)10:00-12:00,15:30-17:30
教育・情報システム論文執筆ワークショップ
【概要】
教育システムや情報システムの分野では,開発したシステムや事例研究を論文としてまとめるとき,論文の構成や評価の書き方について悩むことが多い.また,研究発表会で好評であった論文を,ジャーナル論文として投稿したが不採録となったというケースが少なくない.本チュートリアルでは,教育・情報システムに関する実務面での実績のある人,これから教育・情報シテム関連の研究をしようとする人を対象に,論文の書き方について考える.チュートリアルでは,論文の基本事項を確認し,ジャーナル論文と研究発表会の予稿集論文との違いについて説明し,事例研究を論文にする方法や評価・考察の仕方,実務データを抽象化する工夫などについて,講師とともに考えていく.

【プログラム】
司会進行:冨澤眞樹(前橋工科大学)
10:00-10:25 
  「論文執筆に関する基本事項」  辻 秀一(東海大)
10:25-11:00 
   「IS特集号の総括」 金田 重郎(同志社大)
11:00-11:30
   「教育特集号の総括」  中森 眞理雄(農工大)
11:30-12:00 
   「論文作成の課題,そして質疑応答」  神沼 靖子(無所属)
15:30-16:30 
   「論文作成の課題,そして査読とは」
    *当日配布資料をもとに実習
16:30-17:30 質疑応答
 

第2イベント会場  9月7日(金) 10:00-12:00 
大学の理系学部等における障害のある学生の支援
【概要】
統合教育の進展に伴い,障害のある学生が一般の大学に進学する機会も増えている.しかしながら,障害のある学生の受け入れのために,大学として支援体制を整えているところはまだ少ない.また,理系の学部においては,実験があったり,数学・情報処理・化学のように専門的用語・記号を使う教科書が多かったりと,受け入れには文系学部とは異なる課題がある.このシンポジウムでは,障害のある学生を指導した経験のある理系の先生方から,受け入れの経緯や支援策などを語って頂くとともに,日本学生支援機構からは障害学生修学支援ネットワーク事業を紹介して頂く.これらの経験談・情報を通じて,理系学部の教員の方々に,障害のある学生の受け入れに関する知識を深めて頂く.
【プログラム】
司会進行:渡辺哲也(国立特別支援教育総合研究所)
10:00-10:05
  「企画の趣旨説明」渡辺哲也(国立特別支援教育総合研究所)
10:05-10:25
  講演1「視覚障害のある学生の受け入れについて」鈴木昌和(九州大学)
10:25-10:45
  講演2「聴覚障害のある学生の受け入れについて」荒井隆行(上智大学)
10:45-11:05
  講演3「肢体不自由のある学生の受け入れについて」鎌田一雄(宇都宮大学)
11:05-11:25
  講演4「発達障害のある学生の受け入れについて」堂平良一(佐世保工業高等専門学校)
11:25-11:40
  講演5「障害学生修学支援ネットワーク事業について」谷川 敦(日本学生支援機構)
11:40-12:00
  全体質疑応答  回答者:講演者全員
 
第2イベント会場  9月7日(金)13:00-16:00 
eポートフォリオによる新たな教育・学習環境の構築と実践
【概要】  
北米の大学では,1998年頃から始まったコース管理システム(Course Management System, CMS)の普及が一段落ついた2004年頃からeポートフォリオの導入が活発化しつつある.CMS が,「講義」を軸にした一連の教育学習支援を行うためのシステムであるのに対して,eポートフォリオ は,課題レポートなどの学習成果物や試験の答案など,学習過程において学生が生成した「学習記録」を保存し,学習指導や就職活動等において利用するためのシステムとして北米では導入がはじまっている.本企画では,古くから研究が行われているポートフォリオについての講演ならびに,最新のeポートフォリオおよびそのプラットフォームに関する講演を通じ,eポートフォリオの今後の展開について議論を深めることを目的とする.
【プログラム】
司会進行:梶田 将司(名古屋大学)
13:00-13:10
   イントロダクション
13:10-13:50
  講演1「児童・生徒のポートフォリオ学習からティーチング・ポートフォリオまで −システム開発・実践事例・普及−」
  東原義訓,谷塚光典(信州大学)
13:50-14:30
  講演2「eポートフォリオを活用したマルチキャリアパス支援」
  小川賀代(日本女子大学)
14:40-15:20
  講演3「Sakai and Open Source Portfolio」 
  梶田将司(名古屋大学)
15:20-16:00
   総合討論
 
第3イベント会場  9月5日(水)10:00-16:00
FIT2007論文賞セッション
【プログラム】
(午前の部)
10:00-10:30
  講演1「Analysis of an Edge Coloring Algorithm Using Chernoff Bounds」
  謝旭珍(名大)
10:30-11:00
  講演2「自動メモ化プロセッサの消費エネルギー評価」
  島崎裕介(名工大)
11:00-11:30
  講演3「Relative Innovator の発見によるパーソナライズ手法の提案」
  川前徳章(NTT)
11:30-12:00
  講演4「大規模自律エージェントシステムにおける契約ネットプロトコルの効率特性」
  菅原俊治(早大)
(午後の部)
13:00-13:30
  講演5「ノイズのある環境下でオンライン学習が可能な自己増殖型ニューラルネットワークを用いた連想記憶モデル」
  須藤明人(東工大)
13:30-14:00
  講演6「低品質文字列を認識するための文字間空隙特徴の利用」
  石田皓之(名大)
14:00-14:30
  講演7「 “No news is good news”規準を利用した行動教示の学習」
  田中一晶(京工繊大)
14:30-15:00
  講演8「OS資源ビューの仮想化を用いた分散システムテストベッド」
  西川賀樹(東大)
15:00-15:30
  講演9「P2Pネットワークのための分散ハッシュ型認証手法」
  武田敦志(東北文化学園大)
15:30-16:00
  講演10「視覚障害者向け案内システムの実証的評価」
  深澤紀子(鉄道総研)
16:00-17:00
  選考会議

※表彰式[翌日のFIT学術賞表彰式で表彰]
  日時:9月6日(木)13:00-14:00
  会場:第1イベント会場(4号館1F 411)
第3イベント会場  9月6日(木)10:00-12:00  
ロボットや機械とのコミュニケーション −人間らしさ,機械らしさとは?
【概要】
太古より人間同士のコミュニケーション方法として用いてきた音声対話やジェスチャーを,人間と機械やロボットのコミュニケーション方法として活用しようとすることは自然な流れであり,数多くの研究が行われている.例えば,機械と音声対話でコミュニケーションをとりながらタスクを行うタスク指向型音声対話システムや,機械と音声対話でコミュニケーションを行うこと自体が目的である雑談型音声対話システム,人間とそっくりな容姿と身体性を持ったコミュニケーションロボットと呼ばれるものも研究されている.一方,人間と機械は別の存在であるため,人間と機械のコミュニケーションにおいて人間同士のコミュニケーション方法が全てそのまま当てはまるとは限らず,人間と機械における満足度の高い独自のコミュニケーション方法が存在する可能性もある.では,人間が機械やロボットと心地よいコミュニケーションを行うことができ,何度も使いたくなる満足度の高いインターフェースを作るために必要な人間らしさ,機械らしさとはどのようなものなのだろうかを議論する.
【プログラム】
司会進行:伊藤 敏彦(北海道大学)
10:00-10:30
   講演1「ヒトとモノの中間的な存在がもつ力 - 子どもの視点からヒトらしさ・機械らしさを考える-」
   小嶋 秀樹(情報通信研究機構)
10:30-11:00  
   講演2「人間らしいコミュニケーションを目指す −マルチ・チャネルを活かしたコミュニケーション力−」
   大坊 郁夫(大阪大学)
11:00-11:30  
   講演3「HAI:ヒューマンエージェントインタラクション - 人にやさしく協調できる機械を目指して - 」
   山田 誠二(国立情報学研究所) 
11:30-12:00
   パネル討論 「機械やロボットとのコミュニケーション -何度も使いたくなるインターフェイスを目指して-」
   司会: 伊藤 敏彦(北海道大学)
   パネリスト: 小嶋 秀樹(情報通信研究機構),大坊 郁夫(大阪大学),山田 誠二(国立情報学研究所)
 
第3イベント会場  9月7日(金) 10:00-15:50
電子市場構築技術とその応用
【概要】  
インターネット上のWWW及びWeb2.0技術の発展により, 電子商取引の多様性はますます増しており,新しい タイプの電子市場が日々誕生している状況である. GoogleのキーワードオークションやAmazonのアフィリエ イト等は,ロングテールのコンセプトを活用した新 しいタイプの電子市場の元祖と言える.本チュート リアルでは,このような新しいタイプの電子市場の 構築に不可欠な理論的・技術的要素および関連技術 を,最新研究成果を交えながら解説する.具体的に は,電子市場/オークション/メカニズムデザイン の理論的基礎と応用,シミュレーションと人工市 場,電子商取引システム,および最新ウェブサービ ス事情に関して解説する.

【プログラム】
司会進行: 伊藤孝行(名古屋工業大学)
10:00 - 10:10 
   講演1「電子市場構築技術とその応用」
   横尾真(九州大学)
10:10 - 11:00
   講演2「電子市場構築技術の理論:オークション 理論」 
   横尾真(九州大学),松原繁夫(京都大学)
11:10 - 12:00
   講演3「電子市場の応用システム」
   伊藤孝行(名古屋工業大学), 武藤良英(まいべ すと)
13:00 - 13:50
   講演4「電子市場の計算機シミュレーション」
    ・電子市場シミュレーション -人工市場シミュレーションからサービスへー
     和泉潔(産業技術総合研究所)
    ・異なる戦略を持つエージェントによるオークションシミュレーション
     水田秀行(日本アイ・ビー・エム)
    ・大規模マルチエージェントシミュレーション環境のためのクラスタ機構
     山本学(日本アイ・ビー・エム)
14:00 - 14:50
   講演5「予測市場とその可能性」
   山口浩(駒沢大学)
15:00 - 15:50
   講演6「Webサービスに基づく電子市場構築技術」
   福田直樹(静岡大学)
 

第4イベント会場  9月5日(水)10:00-12:00 
人の居場所を探る −情報過多のネット時代における個倍化現象−
【概要】
我々人間の身体は物理的には一つしか存在し得ないが,多様化する情報化社会の中でその存在や居場所は必ずしも一つではなくなってきている.ネット上の仮想空間で仮想の分身(アバタ)を持って生活したり,日常を忘れてくつろげる第三の場所を求めるサードプレイス志向が流行したりと,現代の人の居場所は多様化している.ネット上にさまざまなサイバーワールドが形成され,さまざまな場所でネット世界との接点が生まれ,そして,そのネット世界とリアルな世界が複雑に絡み合っている.本イベント企画では,昨今の混沌とした情報過多社会において,いかにして自分の存在や居場所が多重化する「個倍化(=個人が同時に複数の立場になれること)」の現象が起こったのかを探る.そして,この個倍化現象に影響を与えた仮想世界のデザイン,技術について議論する.本企画では,お二人の招待講演者をお招きし,ネット上の代表的三次元仮想空間サービスの一つである「Second Life」と,ネットとリアルを融合した新たな居場所を提供する「BarTube」についてご紹介いただき,実例からみた成功要因と現状課題の把握を行うとともに,将来の個倍化生活を展望する.
【プログラム】
司会進行:羽鳥 好律(東京工業大学)
10:00-10:10
   開会挨拶 全 炳東(千葉大学)
10:10-11:00
   講演 1「遂に開かれた3次元世界への扉、”Second Life×メタバースビジネス”とは?
                       −バーチャルリアリティのコンテンツマーケティング−」
   大槻 透世二(サイバーアドベンチャー(株))
11:00-11:50
   講演 2「共有する集合知、インターネット紀元後社会の行方
                  −プレゼンスの共有が生むインターネット・テレパシー機能−」
   神田 敏晶(KandaNewsNetwork,Inc.)
11:50-12:00
   閉会挨拶 田中 英彦(情報セキュリティ大学院大学)
 
第4イベント会場  9月5日(水) 13:00-17:30 
近未来技術と情報科学 −次世代ロボット技術を展望する−
【概要】
近い将来,超高齢社会に突入する日本.我々は,ロボットにどのようなことを望むのだろうか?人手をまかなってほしい,話を聞いてほしい,身の異変に気づいてほしい,など多岐にわたるであろう.近年のロボティクスでは,人と共存するロボットの開発が進んでいるが,これらの要望に十分に答えているとは言いがたい.一方で,情報科学技術は,ロボティクスに大いに関与しており,今,情報科学の視点からどのようにロボティクスをサポートしていくかが問われている.本シンポジウムでは,近未来ロボットと情報科学の関わり方と,その進むべき道を探る.
【プログラム】
司会進行:伊藤 英則(名古屋工業大学)
13:00-13:20
  講演1:「身体性技術(Technologies of Embodiment)」
  福村 晃夫(名古屋大学名誉教授,中京大学名誉教授)
13:20-14:10
  講演2:「ロボットソフトウェアアーキテクチャを考える」
  永嶋 史朗(富士通研究所)
14:20-15:10
  講演3:「ヒトに優しい介護支援ロボットの設計と評価」
  羅 志偉(神戸大学)
15:20-16:10
  講演4:NECにおけるパーソナルロボットの研究開発 -パーソナルロボットPaPeRoやCG PaPeRoで目指す人にやさしいインタフェース−
  藤田善弘(NEC 企業SL企画本部 (兼務)C&Cイノベーション研究所)
16:30-17:30
  パネル討論:「近未来ロボティクスと情報科学」
   司会:伊藤 英則(名古屋工業大学)
  パネリスト:永嶋 史朗(富士通研究所):知能ロボット
          羅 志偉(神戸大学):福祉ロボット
          藤田善弘(NEC 企業SL企画本部 (兼務)C&Cイノベーション研究所):コミュニケーションロボット
          清水 優(中京大学):レスキューロボット
          青木 公也(中京大学):ロボットビジョン
          加納 政芳(中京大学):感性ロボット
          藤原 孝幸(中京大学):エンターテインメント(似顔絵)ロボット
 
第4イベント会場  9月6日(木) 10:00-12:00 
近未来技術と情報科学 −スポーツと情報技術−
【概要】
スポーツには,人間の身体能力の限界を追求するという競技志向的な側面と,人間生活に健全さと潤いを与えるという教育・文化的な側面がある.その両面でさらなる進歩と新しい価値を求めるとき,その手段として情報技術にかかる期待は大きい.本シンポジウムでは,スポーツを対象にした映像技術や計測技術に関する発表を通して,理論・方法論とそれを実際の現場へ応用する際の様々な課題について議論し,スポーツ情報科学とも言うべき学際分野の意義と将来を展望する.講演では,会場校の中京大学で行われている研究を中心に,新方式のカメラを用いた個人スポーツの動作解析,多視点映像を用いたチームスポーツの付加価値映像生成,トレーニング支援を目的とした可視化システム,運動スキル獲得への認知科学的アプローチなどに関する最新の研究成果を紹介する.
【プログラム】
司会進行:長谷川純一(中京大学)
10:00-10:05
   企画者挨拶
10:05-10:30
  講演1:「蛍狩りカメラFCCの開発とアスリートパフォーマンス支援の試み」
  ○藤原孝幸(中京大学),室伏広治(中京大学,ミズノ), 湯浅影元(中京大学),輿水大和(中京大学)
10:30-10:55
  講演2:「スポーツ放送のための多視点カメラシステムの応用」
  ○斎藤英雄,林邦彦,植松裕子(慶應義塾大学),川本哲也(中京テレビ放送),窪川直毅,藤原徹(日本テレビ放送網)
11:00-11:25
  講演3:「スポーツ競技における運動情報の可視化」
  ○瀧剛志(中京大学),長谷川純一(中京大学),北川薫(中京大学)
11:25-11:50
  講演4:「スポーツの技の習得のためのメタ認知的言語化:学習方法論(how)を探究する実践」
  ○諏訪正樹(中京大学)
11:50-12:00
   総括質疑

※○印は講演者
 
第4イベント会場  9月7日(金) 10:00-12:00 
近未来技術と情報科学 −中京大学ハイテク・リサーチ・センターの取り組み−
【概要】
中京大学ハイテク・リサーチ・センターでは,1998年4月より10年間にわたって,「マルチメディア情報の共有による協調的知的活動支援に関する基盤研究」「3次元仮想化空間を利用した知的活動支援システムの実用化研究」「顔を中心にした人の多元完成情報の統合とヒューマンインターフェイス映像メディア創生の研究」の三つのテーマの元,情報科学をベースにした人に優しい近未来技術の開発研究に取り組んできた.今年,これらのテーマでの研究を締めくくるにあたってこれまでの成果を報告する.報告を元に,人の「知」に働きかけることによって情報の中に新しい価値を見出す近未来技術を志向した新たな研究テーマを作り上げてゆきたい.
【プログラム】
司会進行:三宅 なほみ(中京大学)
10:00-10:15 
   シンポジウム概要説明
   三宅 なほみ(中京大学)
10:15-10:45
  講演1:「顔・顔部品の階層的トラッキング技術開発とアイコンタクト 顔メディア創出の研究」
  ○輿水大和(中京大学),舟橋琢磨(中京大学),藤原孝幸(中京大学)
10:45-11:15
  講演2:「3次元仮想化空間を用いた知的活動支援システムの開発」
  ○長谷川純一(中京大学),瀧剛志(中京大学),渡辺恵人(中京大学)
11:15-11:45
  講演3:「マルチメディア情報の共有による協調的知的活動支援に関する基盤研究」
  ○三宅なほみ(中京大学),白水始(中京大学)
11:45-12:00
  全体討論:今後の重要テーマを探る

※○印は中心となる講演者
  講演者は中途交替して1講演につき複数になる可能性あり
 
第4イベント会場  9月7日(金) 13:00-16:00 
近未来技術と情報科学 −クリエイティブな「ものづくり」を支えるスキルとテクノロジー
【概要】
日本の得意としてきたインテグラル型「ものづくり」が空白の15年といわれるリセッションの後に,漸く本来の姿を見せてきたように思われる昨今です.しかし,極端な少子高齢化,2007年問題,環境・エネルギー問題,加速する国際化…など『ものづくり』の未来には多くの課題も立ちはだかっています.これらの課題を解決し,『ものづくり』トップランナーの地位を維持していくためには豊かな創造力やユニークな発想力と共に,それらを実現するためのスキルやテクノロジーに支えられる必要があろうと思われます.『ものづくり』のキーテクノロジーのひとつである情報技術も従来以上に現場の実態やニーズを的確に捉える必要があるでしょう.そこで,代表的な日本の『ものづくり地域』である中部の産業界や学会で活躍されている方々から有益な示唆をいただき,今後の情報技術が一層『ものづくり』に貢献できる方向性を探る.

【プログラム】
司会進行:棚橋純一(中京大学)
13:00-13:05
   企画者挨拶
   興膳 生二郎(中京大学)
13:05-13:55
  講演1:「自動車デザイン開発における『ものづくりの想い』実現に向けて」
  沖 勝之(トヨタ自動車)
13:55-14:25
  講演2:「知能化する自動車」
  浅見 謙(トヨタテクニカルディベロップメント)
14:30-15:00
  講演3:「3次元CADを活用した航空機開発の取組み」
  渡辺 光浩(三菱重工業)
15:00-15:30
  講演4:「現代ものづくりに活きる「機巧(からくり)」について」
  末松 良一(豊田工業高等専門学校)
15:30-16:00
  講演5:「ものづくり支援のためのいくつかの試み」
  興膳 生二郎(中京大学)