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  最終更新日:2006年8月2日
 

FIT2006 イベント企画(予定)

   
 

本フォーラムでは、以下をテーマに講演会、パネル討論等の各種イベント企画を開催予定です。
皆様のご来場をお待ちしております。



  第1イベント会場 第2イベント会場 第3イベント会場

第4イベント会場

第5イベント会場 第6イベント会場


(火)
9:00-12:00

ICTがもたらす観光産業の変貌
10:00-17:00

社会情報基盤の構築と課題
9:00-12:00

生体機能センシングシステムの現状とその展開
9:00-12:00

オープンソースソフトウェアの教育活用
10:00-12:00

船井論文賞
セッション
午前の部
 
13:00-17:30

ゲーム情報学の新しい形
13:00-17:30

異文化コラボレーションシンポジウム
13:00-17:30

リコンフィギャラブルLSI最前線
13:00-16:00

船井論文賞
セッション
午後の部
 


(水)
9:00-12:00

情報関連学会の国際連携:IFIPやIEEE-CSといかに協調すべきか?
9:00-12:00

システムソフトウェア最前線
9:00-12:00

音声・マルチモーダル対話記述とその標準化
9:00-12:00

頑張れ日の丸テクノロジー
9:00-12:00

ウェブ・アルゴリズム
 
13:00-14:00
特別講演
Deborah Cooper(IEEE-CS会長
The Computer Society Outreach Initiative


14:00-15:00
船井業績賞
受賞記念講演
嶋 正利 (ビジュアルテクノロジー)
マイクロプロセッサの誕生と創造的開発力

         
15:30-17:30

船井業績賞
記念パネル討論
マイクロプロセッサのアーキテクチャはどのようにして決定されたか?
15:30-17:30

情報・システム研究開発の今昔
15:30-17:30

マルチメディア,VRの先にあるものは?3Dの次にくるものは?
15:30-17:30

災害時安否確認システムの現状と今後の課題
15:30-17:30

ビジュアル最新動向2006
 


(木)
9:00-12:00

コンピュータ外科手術における情報処理
9:00-12:00

生命ネットワークをコンピュータで見るために
9:00-12:00

“統計翻訳”はどこまで可能か
9:00-12:00

夢を与える情報教育とは?
  10:00-16:00
日常生活を変えるサイバーワールド技術とは?(デモ展示つき)
13:00-16:00

どこまでシンクロ可能か?IT・経営,2つの「ビジネスモデル」
13:00-16:00

パターン認識・メディア理解アルゴリズムコンテスト
13:00-16:00

これからが面白いプロセッサマイクロアーキテクチャ
13:00-16:00

IT分野から激震が起こる!〜産業界から大学への「直接行動」が始まった〜
 


第1イベント会場  5日 9:00-12:00 
ICTがもたらす観光産業の変貌

【概要】
高度情報化社会の出現は、従来の産業のあり方を根本から変えている。この傾向は様々な産業で見られるが、特に観光業における変化は著しい。これまで、ホテルやチケットの予約代行で収益をあげてきた旅行代理店の中には、転換を余儀なくされる業者も出始めており、ホテルやエアラインも経営戦略を練り直す時期に来ている。他方、消費者の側からは、個人手配の旅行が簡単に出来るという理由から、ICTの利用拡大を肯定的に捉える声も大きい。
 そこで、観光情報学会の会長でもある北海道大学の大内東教授を招待講演者としてお迎えし、ICTと観光産業の相互関連性を多面的に語っていただく。同時に、官界、航空会社や旅行会社などから実務家を招聘するとともに、観光学の専門研究者との間での高次のコラボーションを試みる。
【プログラム】
9:00-10:00
  講演「観光情報学‐マルチエージェントシステムアプローチ‐」
  大内 東(北海道大学)
10:10-12:00 
  パネル討論「ICTが観光に及ぼした衝撃」
  司会:井出 明(近畿大学)
  パネリスト:大内 東(北海道大学),山口一朗(国土交通省),麻生憲一(奈良県立大学),
         加藤裕三(博多エクセルホテル東急),関口 伸一(トップツアー),内田晶夫(ANA総合研究所)


第1イベント会場  5日13:00-16:30 
ゲーム情報学の新しい形

【概要】 
1997年にコンピュータチェスが当時の世界チャンピオンを破り、大きな話題となった。コンピュータチェスの研究は、多くの人工知能や認知科学の研究論文を排出し、研究の題材としてリーダー的役割を果たしてきたが、この事件以降、研究者の多くはチェスの研究を離れ、チェスの研究はゲーム研究の桧舞台から姿を消しつつある。変わって注目を集めるようになっているのは、チェスより場合の数が多く開発が難しいとされてきたゲーム(将棋、囲碁など)の研究である。将棋や囲碁を題材とした研究もまた探索や最適化、学習などの数多くの論文を生み出している。特にコンピュータ将棋では、様々な課題を克服し、その実力はプロ棋士に肉薄するレベルに至っている。また、ロボカップサッカー、レスキュ
ーのように人間の行動をゲームとして捉え、新しい技術の進歩を図る研究も盛んに行われるようになってきた。さらには、囲碁、将棋のような完全情報ゲームだけなく、麻雀のような不完全情報ゲームに関しても統計的手法によって科学的に検証しようとする研究も現れてきている。
 この企画では、これらのゲームを対象としてご研究されている研究者(将棋、囲碁、ロボカップ、麻雀)をお招きし、それぞれの分野の現状と課題についてお話いただく。それを基に、各分野の展望と新しい研究ターゲットについてパネル討論という形式で議論する。
また、ゲーム情報学研究会主査の飯田弘之氏によって、ゲームの辿ってきた歴史を概観し、ゲームを芸術として捉える新しい考え方についてもご講演いただく。
【プログラム】
13:00-14:00
  招待講演:「ゲームと芸術」
  講演者:飯田 弘之(北陸先端大学)
14:30-16:30
  パネル討論:「ゲーム情報学の次のターゲットは? 〜チェス、将棋、その次は?〜」
  司会:伊藤 毅志(電気通信大学)趣旨説明約10分
  パネラー:松原 仁(はこだて未来大学)コンピュータ将棋の歴史現状 15分
        中村 貞吾(九州工業大学) コンピュータ囲碁の現状 15分
        大橋 健(九州工業大学) ロボカップの試みと課題 15分
        とつげき 東北(麻雀研究家) 麻雀を統計的、科学的に研究する試み 15分
        討論 50分ぐらい


第1イベント会場  6日 9:30-12:00 
情報関連学会の国際連携:IFIPやIEEE-CSといかに協調すべきか?
【概要】

Computing分野における学会間の国際連携(出版、会議開催、技術認定制度、アクレディテーション等)に関するSummit Meetingが7月末にカナダで行われることになっている。このmeetingに参加する情報処理学会の代表者を迎えて、報告および今後の活動に関する議論を行う。
【プログラム】
司会進行:青山 幹雄(南山大学)

9:30- 9:40
  シンポジウムの趣旨説明 青山 幹雄(南山大学)
9:40-10:05
  講演1「IFIPおよび海外の情報関連学会の動向」
  齊藤 忠夫(トヨタIT開発センター)
10:05-10:30  
  講演2「情報処理学会における情報教育活動の現状と国際連携」
  筧 捷彦(早大)
10:30-10:55  
  講演3「情報処理学会の現状と国際連携」
  中島 秀之(はこだて未来大学)
10:55-12:00
  パネル討論「日本の情報関連学会はいかに国際連携すべきか?」
  司会:青山 幹雄(南山大学)
  パネリスト:齊藤 忠夫(トヨタIT開発センター),筧 捷彦(早大),中島 秀之(はこだて未来大学)


第1イベント会場 6日 13:00-14:00
特別講演 「The Computer Society Outreach Initiative」
Deborah M. Cooper(IEEE-CS会長)

【概要】
The IEEE Computer Society vision is to be the leading provider of technical information, community services, and personalized services for the world's computing professionals. We are the world's largest association of computer professionals, the largest IEEE society, the largest publisher in IEEE, and we produce more than half of all IEEE conferences. The Society has always taken pride in being an innovator.
 ・First Digital Library in IEEE
 ・First Certification Program
 ・First Society with Local "Centers" in China, Hungary and Russia, and offices in Japan and Brussels
 ・Expanded IEEE Outreach through Affiliate Program
 ・First Online - Only Peer Reviewed Periodical - DS Online
 ・First to offer Online Books and Distance Learning to Members
 ・Highly Successful International Design Competition
 ・First to Offer Free Email Service to Members
This year the Computer Society celebrates its 60th anniversary, and we have much to celebrate. At the same time, turning 60 years of age is an ideal opportunity to take measure and re-assess how far we have come and where we would like to be. A true leader leads by example.
More than 40 percent of our membership currently resides outside the US and most of our members are practitioners, according to a recent survey. The Society continues to expand its activities worldwide, and to become more inclusive of different aspects of information technology (IT). We must also become more inclusive of difference and diversity. In order to achieve its vision, the Society must be proactive in adapting to the evolving needs and interests of our diverse community worldwide.
One of our key initiatives this year of our 60th anniversary is to reach out to underrepresented and underserved demographic sectors worldwide, including women, minorities and IT practitioners. While women now earn half of all bachelor's degrees in science and engineering, participation in IT-related fields has been declining. In the United States, participation by ethnic minorities is grossly underrepresented by comparison with their percentage of the American population. At the same time, the Internet is becoming the leading source of information for many across the globe. What is wrong with this picture?
The Society's success is due to the commitment and contributions of its volunteer members and dedicated staff. Several of our volunteer leaders are participating in a program funded by the National Science Foundation called "Broadening Participation in Computing" and I will describe some of these activities in my presentation, as well as our other outreach activities worldwide. As the National Science Foundation notes:
The under participation of these groups causes a loss of opportunity for individuals, a loss of talent to the workforce, and a loss of diverse perspectives and creativity in shaping the future of technology.
Being an innovator means being different. As the Society embraces 60 years of age and beyond, we will endeavor to improve our futures and those of our communities worldwide.
【略歴】
2006 President Deborah Cooper has actively served the Society for nearly two decades. Her previous service includes the IEEE Computer Society Board of Governors, Executive Committee, Conferences and Tutorial Board, Technical Activities Board, Press Activities Board, Publications Board, Audit Committee, chair of the Technical Committee on Security and Privacy, and numerous other committees. She currently serves on the IEEE Security & Privacy magazine task force, Information Technology and Services committee, editor-in-chief search committee, and Conferences and Tutorial Board. She was a guest editor for IEEE Transactions on Software Engineering and IEEE Software. She is a member of the IEEE, the Computer Society (Golden Core member), the ACM, the Armed Forces Communications and Electronics Association, and the American Association of University Women.
Cooper is president and founder of an independent consulting firm in Virginia specializing in computer security and information assurance. Earlier, at Unisys and System Development Corporation, she was Infosec business development director, director of advanced technology, and director of formal methods. Cooper received a BA and an MA, with honors, from the University of California, Los Angeles, where she also completed all but dissertation requirements for a PhD. In 1989, she received the Unisys President's Award for Technical Excellence.


第1イベント会場 6日 14:00-15:00
船井業績賞受賞記念講演 「マイクロプロセッサの誕生と創造的開発力」
嶋 正利 (ビジュアルテクノロジー)

【概要】
世界初のマイクロプロセッサ4004は電卓やオフィス機器向け汎用LSIを開発する過程で1971年に誕生した.マイクロプロセッサは,「新時代を切り拓く技術」となり,誕生と同時に,2つの顔を持つようになった.知的能力とコンピューティング・パワー(計算力)である.マイクロプロセッサは,新たなる文化を創造するための『知への道具』を人類にもたらし,いかに品質を高くかつ安く物を作るかといった生産という文明を重要視した時代を,何を作るかといった創造という文化を重要視する時代に変革させた.マイクロプロセッサは,応用からの特異な要求を満たしつつ,コンピュータ技術を導入して,驚異的な速度で発展した.マイクロプロセッサの誕生時と成長期におけるマイクロプロセッサの開発,創造的開発力,マイクロプロセッサがもたらした産業や教育や社会の変化などについてお話する.
【略歴】
1943年静岡出まれ.ビジュアルテクノロジー株式会社・技術本部長.工学博士.1967年ビジコン社に入社,10進と2進を併せ持つコンピュータ・アーキテクチャとROMを使ったプログラム論理方式を電卓に初めて導入し,1969年にインテル社と共同して世界初のマイクロプロセッサ4004を開発.1974年に8080,その後Z80やZ8000などを開発.1997年に京都賞(先端技術部門),1998年に半導体生誕50周年記念大会で"Inventor of MPU"を受賞.『マイクロコンピュータの誕生:わが青春の4004』などの著書あり.


第1イベント会場 6日 15:30-17:30
船井業績賞記念パネル討論 「マイクロプロセッサのアーキテクチャはどのようにして決定されたか?」
【討論概要】
世界初のマイクロプロセッサ4004が開発されて35年経った.低速で小容量メモリ向けに最適化されたCISC型命令セット・アーキテクチャは,新たな応用分野からの特異な要求を満たしつつ,8,16,32ビットへと進化した.次に,高速で大容量メモリ向けに最適化されたRISC型命令セット・アーキテクチャが開発された.さらに,コンピュータから多種多様な性能向上技術を導入しつつ,64ビットへと進化した.
議論では,命令セットを含むマイクロプロセッサのアーキテクチャがどのように決定されたかなどを議論したい.
パネルの途中には随所で嶋先生からのコメントもお願いしたいと考えている.

特別ゲスト:嶋 正利(ビジュアルテクノロジー)
司   会:横田 英史(日経BP)
パネリスト:日本のマイクロプロセッサ開発技術者を予定


第1イベント会場  7日 9:00-12:00 
コンピュータ外科手術における情報処理 −安全・確実な未来型精密治療のために−
【概要】
準備中
【プログラム】
9:00-9:30
  講演1「外科医が情報処理技術に求めるもの」
  橋爪 誠(九州大学) 
9:30-10:00
  講演2「術中画像重畳の最新技術」
  倉爪 亮(九州大学) 
10:00-10:30
  講演3「外科解剖のための気管・消化管仮想内視鏡画像」
  森 健策(名古屋大学)
10:30-11:00
  講演4(タイトル未定)
  中本 将彦(大阪大学)
11:00-11:30
  講演5(タイトル未定)
  伊関 洋(東京女子医科大学)
11:30-12:00
  総合討論


第1イベント会場 7日13:00-16:00
どこまでシンクロ可能か?IT・経営,2つの「ビジネスモデル」
【概要】
準備中
【プログラム】準備中


第2イベント会場  5日10:00-17:20 
社会情報基盤の構築と課題
【概要】

社会基盤を構成する各種の社会システムの神経系としての情報通信システムの重要性が高まっており、安全で安心な社会を支える基盤技術としての情報技術に向けて、多くの研究や教育の取組みが行なわれている。本セッションでは、社会情報基盤の構築に向けた取組みを紹介し、新しい技術や問題点を議論する。基調講演には、NTTの先端技術総合研究所の市川晴久所長をお招きし、通信基盤を中心とした新しい取組みを紹介していただく。講演では大学を中心とした研究や実験的な取組みの紹介を若手研究者から講演していただく。パネルディスカッションではJST研究開発戦略センターの丹羽邦彦氏も交えて、社会情報基盤の構築に関する課題を議論する。
【プログラム】
10:00-12:00:第一部 社会情報基盤の構築に向けた大学の取組み
司会進行:安浦寛人(九州大学)
   10:00-10:30
    講演1「九州大学全学共通ICカードにおける新しい個人識別のしくみ」
    馬場謙介(九州大学)
   10:30-11:00
    講演2「新しい地域情報経済プラットフォームと新キャンパス周辺地域における社会実験」 
    石田浩二(九州大学)
   11:00-11:30
    講演3「大学図書館における新しい取組み〜プライバシー保護と利便性向上の両立を目指して〜」 
    池田大輔(九州大学)
   11:30-12:00
    講演4「福岡大学の情報環境整備」
    吉村賢治(福岡大学)
13:00-15:30:第2部 社会情報基盤構築と新しい技術動向」
司会進行 荒木啓二郎(九州大学)
   13:00-13:30
    講演5「社会基盤としてのRFID」
    井上創造(九州大学)
   13:30-14:00
    講演6「生体(バイオメトリック)認証を活用した情報基盤技術」
    上繁義史(九州システム情報技術研究所)
   14:00-14:30
    講演7「フォーマルな社会的行為のための情報基盤の構築とプライバシ」
    山崎重一郎(近畿大学)
   14:30-15:30
    基調講演:「ディペンダビリティとポストインターネット」
    市川晴久(NTT)
   15:50-17:20:第3部パネルディスカッション 社会情報基盤構築の課題
    司会:安浦寛人(九大)
    パネリスト:市川晴久(NTT),山崎重一郎(近畿大),荒木啓二郎(九大),丹羽邦彦(JST)


第2イベント会場  6日 9:00-12:00 
システムソフトウェア最前線
【概要】

システムソフトウェアの最新動向を,産業界・学界,および,国内・国外の面から,気鋭の研究者・開発者が初心者にも分かりやすく解説する.山本氏には,産業界におけるWebアプリケーションの開発現場の様子と今後の方向性を説明して頂く.門林氏には,オーバーレイネットワークやP2P技術の最新研究動向を解説して頂く.中尾氏には,次世代のインターネット・アプリケーションやサービスの実験を行うための世界規模広域分散テストベッド・プロジェクトPlanetLabの概要と最新動向を解説してく.
【プログラム】
司会進行:高汐 一紀  (慶応義塾大学)
9:00-9:10
  開会挨拶 加藤 和彦(筑波大学)
9:10-10:00
  講演1「Webアプリケーション開発最前線」
  山本 泰宇(サイボウズ株式会社)
10:10-11:00
  講演2「オーバーレイネットワーク研究開発の最前線」 
  門林 雄基(奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
11:10-12:00
  講演3「PlanetLabとPrivate PlanetLab」
  中尾 彰宏(東京大学大学院 情報学環)


第2イベント会場  6日15:30-17:30
情報・システム研究開発の今昔(いまむかし) −若者の夢をどこまで膨らませるか−
【概要】

最近の研究開発成果例を若手2名が発表し、フェロー団を中心として、テーマ設定・アプローチ・成果出し・評価・応用展開などについて、意見交換を活発に行う。若手研究者・技術者の学位取得や事業化・社会貢献への道を、経験豊かな(?)フェロー団が夢を膨らませながら導いていく。
【プログラム】
司会:木戸出正継(奈良先端科学技術大学院大学)
15:30-15:50
  題材発表1「グローバル動きを用いた高速動画像モザイキング手法」
  清水智行(KDDI研)
15:50-16:20
  意見交換1「差別化技術のポイントは、具体化はどこまで、応用展開の可能性は、どこで儲けるか、・・・・」
16:30-16:50
  題材発表2「デジタルカメラによる文書画像検索 ―1万ページから0.1秒で検索する―」
  中居友弘(大阪府大)
16:50-17:20
  意見交換2「新規性のポイントは、難しさはどこに、解決の糸口は、オモロイ展開は、・・・・・」


第2イベント会場  7日 9:00-12:00 
生命ネットワークをコンピュータで見るために
【概要】

生命および生命機能を構成する分子のネットワークは複雑である。これまで、これを要素還元的に扱うことが生物学の主流であり続けたが、近年、複雑なネットワークをシステムとして理解することの重要性が認識され始めてきた。システム生物学である。ネットワークをシステムとして理解することは、コンピュータの援用なくしては不可能である。本チュートリアルセッションでは、生命のネットワーク(パスウェイ)を可視化、同定、またそれを用いてシステムの挙動を予測する研究に携わっている若手の第一線の研究者をお呼びして、情報科学的アプローチによる生物学のチュートリアルをして頂く。バイオインフォマティクスだけでなく、生体機能計測、可視化、統計学、画像処理などに興味を持つ研究者、学生の皆様のご参加を期待している。
【プログラム】
司会進行:石井 信(奈良先端科学技術大学院大学)
9:00-10:00
  講演1「ロバストな生命システム解明のためのコンピュータ表現法」
  小田夏奈江(東京医科歯科大学)
10:00-11:00
  講演2「パスウェイデータベースにおける可視化と相互作用予測」
  五斗進(京都大学化学研究所)
11:00-12:00
  講演3「細胞内シグナル伝達系の解明に向けての情報科学的アプローチ」
  吉本潤一郎(沖縄科学技術研究基盤整備機構)


第3イベント会場  7日13:00-16:00 
パターン認識・メディア理解アルゴリズムコンテスト
【概要】  

本イベントでは,パターン認識・メディア理解(PRMU)研究専門委員会が行っているアルゴリズムコンテストの本年度入賞者の発表・表彰と,入賞者による自身のアルゴリズムの紹介,ならびにコンテストに関連した研究分野に関する特別講演を実施する.
本コンテストは,PRMU研究専門委員会が,当該研究分野における若手研究者の育成と研究会活動の活性化を目的に,平成9年度より秋の大会併催事業として毎年実施しているもので,パターン認識・メディア理解分野における代表的な研究テーマを対象に,これに関する具体的な課題を複数の難易度に分けて設定し,各難易度の課題を解決するためのアルゴリズムを募集している.募集にあたってはWeb上でサンプル画像データを公開してアルゴリズムを実装したプログラムの提出を求め,このプログラムの処理結果や計算時間等を参考に,審査委員会でアルゴリズムの新規性や性能を審査し,優秀なプログラムを選定している.ただし応募対象者が若手研究者や学生であることから,アルゴリズムの完璧さや複雑さよりも,若手研究者や学生ならではの素朴なアイデアを積極的に評価する方針を採っている.
【プログラム】
司会進行:日浦 慎作(大阪大学)
13:00-13:05
  開会挨拶 PRMU研究専門委員長 村瀬 洋(名古屋大学)
13:05-13:15
  課題概要説明,審査結果発表
13:15-13:20
  入賞者表彰
13:20-14:50
  入賞者によるアルゴリズム紹介
14:50-15:50
  特別講演:「ビデオの切れ目をどう入れる?どう使う?−映像インデクシング技術の動向と応用事例−」 
  森本 正志(NTT)


第3イベント会場 5日 9:00-12:00 
生体機能センシングシステムの現状とその展開
【概要】

最近の脳神経機能に関する生理学的知見は爆発的進展を見せており、これに伴ってセンシングシステムの開発も新たな展開を見せている。現在のセンシングシステムについての研究の流れは、生体の感覚機能を学び、これをモデル化して工学的に実現する方向と生体自身の細胞を感覚器官に培養するTissue Engineeringの方向がある。本シンポジウムでは,味覚,視覚および聴覚について人工的センサの開発を行なっている立場とこれを使用している立場の先生に講演を願う。まず、お二人の工学系の先生には味覚センサおよび視覚センサについて、その開発から現在の進展までをお話しいただき今後の方向性を示唆していただく予定である。次に、医学系の先生には人工内耳について基本的な機能および最近の手術の動向をお話いただき、併せて実際に装着されている患者さんの経過についてPETでの解析結果をご講演を願う予定である。
【プログラム】
司会進行:村山 伸樹(熊本大学 大学院自然科学研究科)
9:00-10:00
  講演1 「感性バイオセンサの開発」
  都甲 潔(九州大学 大学院システム情報科学研究院)
10:00-11:00
  講演2 「人工視覚:ブレインマシーンインターフェイスのための並列ロボットビジョン」
  八木 哲也(大阪大学 大学院工学研究科)
11:00-12:00
  講演3 「人工内耳による音声言語情報入力とその中枢処理?ポジトロン断層法による機能解析?」
  藤木 暢也((財)田附興風会医学研究所北野病院)


第3イベント会場  5日13:00-17:30  
異文化コラボレーションシンポジウム
【概要】

異分野間のコラボレーションは革新的なアイデアや技術を生む可能性を秘めて いる一方で,成功する確率が極めて低い.これは,異分野間のコラボレーションでは専門用語の定義が異なったり,問題に対する考え方や取り組み方が異なる場合が多く,結果として議論が噛み 合わないことが多いためである.異分野間(異部門間)の連携が重要な企業では,具体的にどのような問題が起こ り,これらをどのように対処しているのであろうか?また,これらの問題をコ ンピュータ技術を用いて支援,解決することは可能であろうか?
本シンポジウムでは,異分野間のコラボレーションのあり方とその支援技術の 発展を考えるために,自動車会社における異部門間のコラボレーションに焦点を当てる.
自動車会社では,マーケティングにより新車のコンセプトを提案する部門やここで提案されたコンセプトを目に見える形にして設計する部門などがあり,これらの部門の連携がうまくいって始めて素晴らしい製品が生まれると考えられる.そこで本パネル討論会では,自動車会社の現場に詳しい方々をお招きし,これ までの現場において発生した異部門間のコラボレーションの問題点を議論し,解決方法を模索する.
【プログラム】
司会進行:大平 雅雄(奈良先端大学院大学)
13:00-13:40
  講演1「言語グリッドプロジェクトの課題」 
  灘本 明代(情報通信研究機構)
13:40-14:10
  講演2「カーデザイナーの用いる言語の理解に向けて」
  原田 利宣(和歌山大学)
14:10-14:40
  講演3「トヨタデザインにおけるお客様満足度No.1の商品つくり」
  木村 徹(名古屋工業大学)
14:40-15:10
  講演4「自動車開発における部門間の壁とブレークスルーについて」
  石井 明(九州大学)
15:10-17:30
  パネル討論「自動車業界における異部門間のコラボレーション」
  司会: 平田 圭二(NTT)
  パネリスト:原田 利宣(和歌山大学), 木村 徹(名古屋工業大学),石井 明(九州大学)
  コメンテータ: 中西 英之(大阪大学)



第3イベント会場  6日 9:00-12:00
音声・マルチモーダル対話記述とその標準化
【概要】
 
音声・マルチモーダル対話は,近未来のヒューマンインタフェース中核技術として,携帯端末,カーナビ,情報家電からロボット応用まで実現への期待が大きい.一方,音声対話技術は,ディクテーションなどの音声応用システム開発と比較して,統計言語モデル設計などの作業コストに見合うサービスが少ないことが大きな課題となっている.このため,アプリケーション開発者は,語彙と文法を含む対話シナリオ(マルチモーダル対話になることが多い)をタスクごとに記述する必要がある.対話記述の標準化は,音声対話についてVoiceXMLがWorld Wide Web Consortium (W3C)の場で標準化され,欧米では対話型音声応答(IVR)のサービスを中心に利用されているものの,我国ではあまり普及していない現状がある.また,マルチモーダル対話 (Multi-Modal Interaction;MMI) の記述については,W3CのMMI-WGにおいて標準化へ向けた作業が進行中である.今回のシンポジウムでは,音声・マルチモーダル対話の記述に焦点をあて,
(1) 産業界の現状,
(2) W3Cを中心とする国際標準化の動向,
(3) 国内の対話記述研究と情報処理学会を中心とする標準化への取り組み,
を紹介するとともに,標準化の方向を上記三者の統合を見据えてパネル討議する.
【プログラム】
司会:新田 恒雄 (豊橋技術科学大学 大学院工学研究科)
9:00-9:30
   講演1 「音声・マルチモーダル対話記述とその標準化 - 背景と期待」
  新田 恒雄 (豊橋技術科学大学 大学院工学研究科)
9:30-10:00
  講演2 「自動音声応答システム等における音声対話関連技術」
  甘粕 哲郎 (日本電信電話(株)NTTサイバースペース研究所)
10:00-10:30
  講演3 「W3Cにおける音声・マルチモーダルインタフェースへの取り組み」
  芦村 和幸 (W3C/慶応大学)
10:30-11:20
  講演4 「対話記述の研究動向と音声対話技術コンソーシアムにおけるMMI記述言語策定活動の紹介」
  荒木 雅弘 (京都工芸繊維大学 大学院工芸科学研究科)
  西本 卓也 (東京大学 大学院情報理工学系研究科)
  桂田 浩一 (豊橋技術科学大学 大学院工学研究科)
11:25-12:00 パネル討論
  「音声・マルチモーダル対話記述および標準化における課題」
  【討論概要】
   パネルではこれまでの講演を受け,前半は我国の音声対話記述の現状,標準言語VoiceXML2.0が
   普及しない要因,今後我国が目指すべき方向などについて討議する.また後半は,近い将来増大す
   るマルチモーダル対話応用システムを視野に,対話記述の現状と課題,対話記述言語の標準化へ
   の展望と,我国の国際標準化活動貢献などについて討議する.
   司 会: 新田 恒雄 (豊橋技術科学大学 大学院工学研究科)
   パネリスト:甘粕 哲郎 (NTTサイバースペース研究所),芦村 和幸 (W3C/慶応大学),
          荒木 雅弘 (京都工芸繊維大学),西本 卓也 (東京大学),桂田 浩一 (豊橋技術科学大学)


第3イベント会場  6日15:30-17:30 
マルチメディア,VRの先にあるものは?3Dの次にくるものは?
〜3E(=Expected Enhancement of Experiences)が拓く近未来生活〜
【概要】

マルチメディア,ヴァーチャルリアリティ(VR)の領域では,三次元(3D)の情報処理技術など,数々の革新的技術が研究,開発されてきたが,その一方で,世の中の期待ほど実用に至る成果が多くないことも指摘されている.本イベント企画では,次世代のマルチメディア,VRの技術トレンドを探すべく,3Dの次にくるキーワードとして「3E (=Expected Enhancement of Experiences)」の概念を提案する.「3E」は,「ユーザの体験,経験,活動を強化するために期待される技術」を表現する概念である.本オーガナイズドセッションでは,海外の大学におけるプロトタイプ開発事例,「愛・地球博」での大規模展示事例,そして,ユーザの達成感や美意識などのリサーチに関する物語性研究の紹介を通じて,これらの研究成果がいかにしてユーザの体験,経験,活動を強化できたのかを理解する.さらに,3Eの概念を実現する次世代マルチメディア,VRに
求められる技術要件を議論し,体験強化型の近未来生活を展望する.
【プログラム】
司会進行:井原雅行(NTTサイバーソリューション研究所)
15:30-15:35
  開会挨拶
  全 炳東 (千葉大)
15:35-16:10
  招待講演(1)「Enhancing Experiences through Intimate Interaction」
  Sidney Fels(Univ. of British Columbia)
16:10-16:45  
  招待講演(2)「ユーザ・エクスペリエンスのための物語性研究」 
  桐山 孝司(東京芸術大)
16:45-17:20
  招待講演(3)「来場者参加型ムービーシアター -Future Cast System-」
  前島 謙宣(早大)
17:20-17:30
  閉会挨拶 全 炳東 (千葉大)


第3イベント会場  7日 9:00-11:30 
"統計翻訳"はどこまで可能か
【概要】

近年、米国を中心に統計翻訳の研究が活発化している。これは、中 国語やアラビア語から英語への翻訳需要が高まりと、大規模な対訳コーパスの構築や計算 機パワーの進歩により比較的簡単に統計翻訳を試してみることができるようになったことによる。一方,日本では、90年代に様々な商用翻訳ソフトが開発されたが、 規則ベースの機械翻訳(規則翻訳)が主流である。規則翻訳では、翻訳知識を人手で構築 する必要があるという問題がある。このような問題を、機械学習により解決しようとしている統計翻訳 であるが、はたして現在の実力は?統計翻訳は規則翻訳を超えることができる(できた)のであろうか?本企画では、統計翻訳の一線で活躍されている研究者の方に、自身 の統計翻訳のシステムについて講演していただき、統計翻訳の現状と将来について会場を含めてパ ネル討論をする。
【プログラム】
司会進行:加藤直人(NHK放送技術研究所)
9:00-9:30
  講演1「ATRにおける統計翻訳」
  隅田英一郎(ATR-SLC/NICT)
9:30-10:00  
  講演2「NTTにおける統計翻訳」
  永田昌明(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
10:00-10:30  
  講演3「黒橋研における統計翻訳」
  黒橋禎夫(京都大学大学院)
10:30-11:20
  パネル討論「"統計翻訳"はどこまで可能か」
  司会:加藤直人(NHK放送技術研究所)
  パネリスト:隅田英一郎(ATR-SLC/NICT),永田昌明(NTTコミュニケーション科学基礎研究所),黒橋禎夫(京都大学大学院)


第3イベント会場  7日13:00-16:00 
これからが面白いプロセッサアーキテクチャ
【概要】

市販の高性能汎用マイクロプロセッサの多くが,チップに複数のコアを搭載するチップマルチプロセッサの構成を採用するようになっています.
近い将来には,搭載されるコアの数は64,128へと増加することが期待されており,これを実現するための挑戦は多岐にわたります.また,一方で,クラスタアーキテクチャ,タイルアーキテクチャ,再構成可能な特徴を利用するアーキテクチャなどが活発に議論されており,斬新なアーキテクチャが市場を席巻する可能性も否定できません.このパネル討論では,主に若手の計算機アーキテクチャ研究者を招待し,研究の魅力を交えながら,プロセッサマイクロアーキテクチャの現在と,未来の姿を大胆に議論します.
イベント企画の最新情報は次のURLをご覧ください.
http://www.arch.cs.titech.ac.jp/event/fit2006.html
【プログラム】
司会進行:中村 宏(東京大学)
13:00-13:20
  講演1「これからが面白いプロセッサアーキテクチャ」 
  吉瀬 謙二(東京工業大学)
13:20-13:40
  講演2「余ってるんなら無駄遣いしましょう」
  佐藤 寿倫(九州大学)
13:40-14:00
  講演3「マルチスレッドで次を占うと」
  大津 金光(宇都宮大学)
14:00-14:20
  講演4「128コア、面白いけど作れるの?使えるの?売れるの?」
  井上 弘士(九州大学)
14:20-14:40
  講演5「ソフトウェアもおもしろいこれからのプロセッサアーキテクチャ」
  木村 啓二(早稲田大学)
14:40-15:00
  講演6「メディア処理で128コアを使い倒そう」
  京 昭倫(NEC)
15:00-15:20
  講演7「コアの数なんてどうでもいい」
  五島 正裕(東京大学)
15:20-16:00
  パネル討論「これからが面白いプロセッサアーキテクチャ」
  司会:中村 宏(東京大学)
  パネリスト:京 昭倫 (NEC),佐藤 寿倫(九州大学),大津 金光(宇都宮大学),井上 弘士(九州大学),
         五島 正裕(東京大学),木村 啓二(早稲田大学),吉瀬 謙二(東京工業大学)


第4イベント会場  5日 9:00-12:00 
オープンソースソフトウェアの教育活用
【概要】
準備中
【プログラム】
9:00-9:10
  開会のご挨拶 司会進行:佐々木整(拓殖大学)
9:10-9:30
  講演1「OSS普及推進政策について(仮)」  
  田代秀一(情報処理推進機構OSSセンター)
9:30-9:50
  講演2「初等中等教育における教育利用の現状(仮)」
  飯尾 淳(三菱総合研究所)
9:50-10:10  
  講演3「高等教育におけるOSS教育利用とコミュニティ活動(仮)」
  志子田有光(東北学院大学)
10:10-10:30
  講演4「OSSコミュニティから見た教育市情(仮)」
  鎌滝雅久(OpenOffice.org日本ユーザ会)
10:45-12:00
  パネル討論「どうやってOSS教育利用のエコサイクルをまわすか」
  司会: 千葉大作(アルファシステムズ)
  パネリスト:田代秀一(情報処理推進機構OSSセンター),飯尾 淳(三菱総合研究所),志子田有光(東北学院大学)


第4イベント会場  5日13:00-17:30 
リコンフィギャラブルLSI最前線
【概要】

世の中では、ハードウェアは「硬いもの」、ソフトウェアは「柔らかいもの」というのが常識であろう。従来のハードウェアは、いったん設計・製作してしまうと変更が難しい。ところが、FPGAに代表される何時でも何処でもカスタム化できる、「柔らかいハードウェア」とも呼べるリコンフィギャラブルロジックデバイス(RLD)の登場によって状況が変わろうとしている。最近では、FPGAなどの汎用リコンフィギャラブルデバイスが益々発展を遂げる一方、動的リコンフィギャラブルプロセッサを代表とする新しいデバイスが登場し始め、リコンフィギャラブルLSIはいよいよ本格的利用の時代に突入しつつある。本チュートリアルでは、このハードウェア・ソフトウェアという仕分けを超えた新しい統合的なプラットフォームとしてのリコンフィギャラブルLSIについて概説するとともに、電子情報通信学会RECONF研究会が総力を上げて編集したテキスト「リコンフィギャラブルシステム」発刊(2005年)後に姿を現してきた新たなリコンフィギャラブルLSIについて開発者をお招きして解説いただき、リコンフィギャラブルLSI最前線を俯瞰する。
【プログラム】
司会進行:末吉敏則(熊本大)
13:00-13:30
  講演1「リコンフィギャラブルLSI総論」
  末吉敏則(熊本大)
13:30-14:15 
  講演2「DAPDNA−IMSの性能と開発環境(コンパイラ)」
  佐藤友美(アイピーフレックス)
14:15-15:00  
  講演3「デジタルメディア向け再構成型プロセッサFE-GA」
  伊藤雅樹(日立)
15:15-16:00  
  講演4「Flex Power FPGA」
  小池汎平(産総研)
16:00-16:45  
  講演5「VGLC(Variable Grain Logic Cell)アーキテクチャRLD」
  尼崎太樹(熊本大)
16:45-17:30  
  講演6「マトリックス構造の細粒度超並列SIMDプロセッサ」
  有本和民(ルネサステクノロジ)


第4イベント会場  6日 9:00-12:00 
頑張れ日の丸テクノロジー
【概要】

我が国は技術立国を標榜しているにも関わらず、テクノロジー分野、特にIT関連技術において、米国はもとより韓国や台湾などの新興勢力の後塵を拝していると感じている人が多いと思われます。それはある面では真実ですが、だからと言って悲観的になる必要は全くありません。日本には世界でトップレベルのものすごい技術を持っている企業や、他の誰も思いつかない大きな夢を追って元気に頑張っている技術者がまだまだ沢山いるのです。本企画では、1)若者文化の必須アイテムとなった携帯音楽端末を支える職人技術、2)これからの物流、消費生活に大変革をもたらすであろう世界最先端ICタグ、3)深宇宙探索で大きな成果をあげている日本の誇る世界最大級の望遠鏡「すばる」を支えるセンサ
技術、4)ロボット技術の実用化で最先端を走っているパワーアシストスーツ、という4つの異なる分野のトップランナーの方々をお招きし、技術に賭ける熱い想いを余すことなく語っていただきます。聴講される方、特に日本の若い研究者の皆様が大いに刺激を受け研究に取り組むエネルギーが倍化されることを期待します。
【プログラム】
司会進行:梶原 信樹(NECシステムデバイス研究所)
9:00-9:05
  講演会主旨説明
  CPSY副委員長 梶原 信樹 (NECシステムデバイス研究所)
9:05-9:45
  講演1「iPodのきれいなボディを支える職人の技」
  小林 一夫 様 (小林研業)
9:45-10:25
  講演2「世界最先端超小型ICタグチップ「ミューチップ」の開発」
  宇佐美 光雄 様 ((株)日立製作所 中央研究所)
10:40-11:20
  講演3「音叉式高精度力センサの開発と世界最大の天体望遠鏡「すばる」への応用」 
  小林 政明 様 (新光電子(株) つくば事業所 統括技術部)
11:20-12:00
  講演4「人間の身体機能を強化する世界最先端ロボットスーツHAL」
  山海 嘉之 様 (筑波大学大学院システム情報工学研究科)


第4イベント会場  6日15:30-17:30
災害時安否確認システムの現状と今後の課題
【概要】 
 
災害時において被災者の安否確認を行うシステムにはいくつかの形態があり、様々のところで実用化・試行運用されている。中でも、イン ターネットベースのIAA (I Am Alive)システムと携帯電話事業者の提供する災害伝言板は、広く一般に利用され始めている。さらに、地方自治体や企業がそのコミュニティ・従業員に提供する安否確認システムもでてきている。最近では、これらの安否確認システムを相互接続する試みも始まった。一方、安否確認システムを狙ったクラッキングも増加してきており、セキュリティ面の対処がますます重要なってきている。今回、安否確認システムの現状について概観するとともに、相互接続やセキュリティ対策など、今後の検討課題とその解決法を討論する。
【プログラム】
司会進行: 中山 雅哉(東京大学)
15:30-15:50
  講演1「被災者安否確認システムの在り方に関する調査研究」
  海老名 毅(NICT)
15:50-16:10
  講演2「安否情報を含めた総合防災情報システム構築例〜岩手県宮古市の取り組み」
  山崎 正幸 (宮古市)
16:10-17:00
  パネル討論「災害時安否確認システムの現状の課題と今後の展開-相互接続など」
  司会: 山崎 克之(長岡技術科学大学)
  パネリスト: 湯瀬 裕昭(静岡県立大学),伊藤 正憲(NTT DoCoMo),今井 弘(KDDI),中山 雅哉(IAA Alliance )


第4イベント会場  7日 9:00-12:00 
パネル討論 夢を与える情報教育とは?
【概要】

情報技術は21世紀社会の基盤技術として不可欠なものであり,我が国産業経済の重要な位置を占めるものである.このことを考えるとき,情報分野の人材育成は極めて重要である.しかるに,現在 少年少女たちの情報科学・技術への関心が薄れ,大学・情報関連学科への進学希望者が減少傾向にあるという憂慮すべき事態に直面している.そこで,次代を担う若者たちに「情報」の学問的魅力を与え,情報について深く学んでみようという希望を持たせるような情報教育のあり方について議論する.パネル討論では,情報に関する学問(情報学)が情報科学・工学に閉じたものではなく,理科系・文科系にわたる学際的な領域に広がるものであるという視点にたって,情報学の学問的意義,大学における情報教育,初等中等教育における「情報学」教育,高校教科「情報」,大学入試への「情報」科目の導入,等,情報教育のあり方について議論する.
【アジェンダ】
司会:雨宮 真人(九州大学大学院システム情報科学研究院)
標記パネル討論の趣旨に沿い,若者に夢を与えるような情報教育のあり方について討論を行う.「情報」を文理学際的な広い見地から捉えてその学問的意義を再認識し,大学における情報教育,初等中等教育における情報教育,高校教科「情報」の内容,大学入試科目への「情報」の導入について議論する.これらの議論を踏まえ,"若者に夢を与える"情報教育の実施に向けて高大連携して取り組むことの必要性を議論する.さらに,"情報の学問的意義"について広く世間の理解を得るために産学連携して教宣活動を行うことが重要であることを訴える.
 パネル討論では問題意識をパネリストとフロアーとで共有し,情報教育のあり方について自由闊達な討論をしたい.特に,この問題を大学関係者だけのものと捉えるのでなく,広く教育界.官界,産業界の人たちの間で忌憚のない意見を交換する場としたい.
【プログラム】
9:00-11:10 I 問題提起
  0. パネル趣旨説明 (5分)
    雨宮 真人(九州大学大学院システム情報科学研究院)
  1.情報の学問的意義 (15分)
    田中 克己(京都大学大学院情報学研究科)
  2. 大学全学教育における「情報学」教育について  (10分)
    渡辺 治(東京工業大学大学院情報理工学研究科)
  3. 初等中等教育における「情報学」教育について (20分)
    増澤 利光(大阪大学大学院情報科学研究科),綿越貴久(京都市立稲荷小学校)
  4. 高校教科「情報」について  (35分)
    高木 直史(名古屋大学大学院情報科学研究科),小原 格(東京都立町田高校 情報科),
    天良 和男(東京都立駒場高等学校 情報科)
  5. 大学入試における「情報」科目の導入へ向けて  (25分)
    中森眞理雄(東京農工大学 工学部),萩谷 昌己(東京大学大学院情報理工学系研究科)
  6. 情報学教育に関する高大連携および産学連携  (20分)
    青木 孝文(東北大学大学院情報科学研究科),工藤 峰一(北海道大学大学院情報科学研究科)
11:10-12:00 II 自由討論


第4イベント会場  7日13:00-16:00 
IT分野から激震が起こる!〜産業界から大学への「直接行動」が始まった〜
【概要】

高校生の情報系離れが止まりません。少子化で全体の志願者数が減っているとはいえ、関東の中堅私大の電気・情報系学科の中には、ここ数年で志願者が半減したところもあります。日本のIT技術者の予備軍は質・量ともに危機的な状況を迎えています。一方で、永らく独自の企業内研修で人材を育成してきたIT産業界からは、国際競争力低下の著しい昨今、大学教育こそ見直すべきいう声が高まっています。昨年の経団連による大学のIT技術者教育批判とIT専門職大学院設立の提言は、産業界自らが求める教育の具体的な内容を示すものでした。このように、「入り口」「出口」双方から改革を迫られる情報系の大学教育・研究は、今後どのような方向に進むべきなのでしょうか。今回は、ソフトバンクが設立し、全ての授業をeラーニングで行うサイバー大学、産学連携による大学院教育の新しい可能性を示す東芝、シリコンバレーの大学発ベンチャーからスタートし、現在は世界標準のユビキタスの基礎教育に取り組むシスコシステムズなど、企業発の新しい教育の試みを紹介します。さらに、人材育成政策を強化する経済産業省、「ITスキル標準V2」を新たに打ち出した情報処理推進機構、予備校から総合教育・情報産業に変貌しつつある河合塾を交えた白熱の議論は、まさに「淘汰の時代」の大学像を浮き彫りにするでしょう。
【プログラム】        
13:00-13:05
   コーディネーター・司会 阪田史郎(千葉大学)
[産業技術人材育成政策の針路]
13:05-13:20 ポジションステートメント1
  「イノベーション型大学への期待〜経済産業省の産業技術人材政策はどう進むか」
  白井基晴(経済産業省大学大学連携推進課課長補佐)
[new model]
13:20-13:40 ポジションステートメント2
  「『サイバー大学』の挑戦 〜インターネット利用の通信教育だけで行なう人材育成とは」
  吉村作治(サイバー大学学長(予定))
13:40-14:00 ポジションステートメント3
  「産学連携による大学院研究教育の改善への試み」
   山下勝比拡(東芝 技術企画室理事 産学連携グループ長)
14:00-14:20 ポジションステートメント4
  「民間が生んだグローバルなネットワーク・IT教育」
   太田順子(シスコシステムズ アライアンス&テクノロジーアカデミー推進部 部長代理)
[new proposal]
14:20-14:35 ポジションステートメント5
  「ITスキル標準の活用は大学と企業をつなげる〜産業界を勝ち抜く『強い個人』を育成する大学への期待〜」
  小川健司(情報処理振興機構 ITスキルセンター長)
14:35-14:50 ポジションステートメント6 
  「コンピテンシーによる新大学評価手法」
  山本真司(河合塾教育研究部)
15:00-16:00 パネル討論
  「大学ビックバンの仕掛けとは」
  司会:阪田史郎(千葉大学)
  パネリスト:吉村作治(サイバー大学),山下勝比拡(東芝),太田順子(シスコシステムズ),
         小川健司(情報処理振興機構),白井基晴(経済産業省),山本真司(河合塾)


第5イベント会場  5日10:00-16:00
FIT2006論文賞セッション
【プログラム】

(午前の部)
10:00-10:30 
  講演1「DMDを用いた空間分割型可視光通信の基礎検討」
  北村匡彦(東大)
10:30-11:00
  講演2「Proposal of Dependable Clock Signal Distribution」
  三浦幸也(首都大)
11:00-11:30 
  講演3「ダブル配列におけるキャッシュの効率化」
  矢田 晋(徳島大)
11:30-12:00
  講演4「言語識別技術を応用した英語における母語話者文書・非母語話者文書の判別」
  青木さやか(九大)
(午後の部)
13:00-13:30
  講演5「共起確率行列を用いた数式文字認識の誤り訂正法の評価」
  瀧口祐介(早大)
13:30-14:00
  講演6「MCMC法に基づく3次元環境情報を用いた複数人物追跡」
  大澤達哉(NTT)
14:00-14:30
  講演7「単一周波数平面スペクトル拡張を利用した時間同期外し耐性を持つ動画電子透かし」
  山本 奏(NTT)
14:30-15:00 
  講演8「楽譜記述言語MusicXMLからの楽譜自動点訳システム」
  田村直良(横浜国立大)
15:00-15:30
  講演9「SMTPセッションの強制切断によるspamメール対策手法」
  山井成良(岡山大)
15:30-16:00
  講演10「列車ダイヤ乱れ時における経路選択支援システムとその利用者行動への影響把握」
  土屋隆司(鉄道総研)
16:00-17:00
  選考会議(船井ベストペーパー賞,FIT2006論文賞の確定)

■表彰式日程
開催日:9月6日(水)
会場:福岡大学 文系センター棟16Fスカイラウンジ
17:30-18:00 FIT2006論文賞表彰式
18:00-     船井ベストペーパー賞表彰式(FIT2006懇親会)


第5イベント会場  6日 9:00-12:00 
ウェブアルゴリズム − サイバー空間のためのIT技術の新潮流 −
【概要】  

World Wide Web(ウェブ, WWW)は,この10年間でマルチメディアやオンラインデータベースをとりこみながら急速に発展し,サイバー空間と呼ばれる巨大な情報の集積を構成している.これらの情報データ量の爆発的な増大は,人間がもつ情報理解能力の限界をはるかに超えている.そのため,サイバー空間の膨大な情報から,誰もが必要な情報を容易にとりだすことを可能にするための新しい技術が求められている.本企画では,サイバー空間の大規模情報処理に関して,社会との関わりを意識しつつ,情報技術の研究開発を指向している研究者の方々をお招きして,現在遂行中の研究プロジェクトの最新の研究成果を紹介し,サイバー空間のための情報技術の未来像を探る.また,情報分野の若手研究者に対しては,基礎研究と応用研究の関わりや,基礎技術が社会・人間に接する技術として発展する可能性について考えるための機会を提供したい.
【プログラム】
司会進行:有村 博紀(北海道大学)
9:00-9:50
  講演1「新世代型データベースのための基盤技術」
  竹田 正幸(九州大学)
9:50-10:40  
  講演2「情報を発想力に変える連想エンジン」 
  高野 明彦(国立情報学研究所)
10:40-11:30  
  講演3「Web時代のツールとしての知識検索技術」
  藤井 敦(筑波大学)
11:30-12:00  
  講演4「ウェブ・アルゴリズム − ウェブグラフにもとづく検索やマイニング −」 
  宇野 裕之(大阪府立大学)


第5イベント会場  6日15:30-17:30
ビジュアル最新動向2006
【概要】
準備中
【プログラム】準備中


第6イベント会場  7日10:00-16:00
日常生活を変えるサイバーワールド技術とは?
【概要】
準備中
【プログラム】準備中