2. 研究会、全国大会、論文誌


2.1 研究会と全国大会全般

●第3回本委員会における意見

  1. 構成上では研究会の協力体制が取られており、研究会中心の活動のように見えるが、この研究会協力体制はトップダウン的に要請されたものであり、研究会の実状には合わず、不満も出て来ている。例えば、第52回大会から始められた大会併設の研究会のシンポジウム企画提案は、次回(54回)は何も出ていない。全国大会の改善と研究会とは切り離して考えても良いののではないか。
  2. 過去の議論にもあるが、研究会を活性化しようとすれば全国大会が手薄になるというジレンマがある。

研究会・全国大会全般にどのような方向で改革を進めていくべきか?

  1. 役割の明確化
    1. 研究会と全国大会の役割を明確にする必要がある。
    2. 自由に発表できるという点では研究会の発表の場とほぼ変わらない全国大会の在り方には懐疑的である。研究会を活性化しようとすると全国大会が手薄になるというジレンマがある。
    3. 研究会が査読付きのきちんとしたシンポジウムなどを企画し、より活性化すれば、現在の大会の必要はなくなる。
    4. 学会として総会と学術集会は開催しなければならないが、必ずしも大会を開催する必要はない。
  2. 連携
    1. 研究会、論文誌、学会誌の横のつながりを密接にすべきではないか。
    2. 研究会、論文誌、学会誌のキーマンで、フリーディスカッションをできる場を設けたらどうか
  3. 自由な発表の確保
    1. 研究会や全国大会に査読を付けるのは反対である.この段階で研究はどのように進展するかわからないからである.繰り返すようであるが,重要な点は研究報告をいかに論文にまでもっていくことである.


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