#author("2022-11-03T01:21:37+09:00","default:sigos-ipsj","sigos-ipsj")
* 第34回コンピュータシステム・シンポジウム(ComSys2022)

| 主催 | 情報処理学会 システムソフトウェアとオペレーティング・システム研究会 |
| 開催日 | 2022年12月5日(月)〜 12月6日(火)|
|開催場所|東京大学柏キャンパス(ハイブリッド開催)|
| 問い合わせ先 | 松原 克弥(はこだて未来大)|
|~|Email: <matsu あっと fun.ac.jp> |
|~|(”あっと”を”@”に直して下さい)|


* 目次

#contents

* 更新履歴

- 2022年8月30日:ホームページを開設しました
- 2022年10月4日:発表募集を開始しました
- 2022年10月31日:企業展示の募集を開始しました
- 2022年11月2日:招待講演の情報を公開しました

* 開催概要

コンピュータシステム・シンポジウムは、情報処理学会システムソフトウェアとオペレーティング・システム研究会が中心となり開催しているシンポジウムで、1987年(昭和62年)11月に第1回を開催して以来、今年で34回目の開催となります。本シンポジウムは、年々著しい勢いで変化を遂げる基盤ソフトウェア技術の分野で、最新の話題や斬新なアイデアについての議論の場を提供してきました。特に、現代社会を支えているITインフラストラクチャにおけるオペレーティング・システム、システムソフトウェア、仮想化技術、実装技術、応用技術に関する、最新の研究成果や有用性の高い実装・開発事例に関する論文が発表されてきました。

本シンポジウムでは、研究をより発展させてもらうことを期待して、投稿論文に対してプログラム委員会からのコメントフィードバックを得られる機会を提供します。また、タイムリーな内容に関する招待講演やチュートリアルに加えて、これまでに本研究会で発表された後に国際会議やジャーナル論文として成果を収めた研究についての凱旋講演などの企画をすすめています。以上により、日頃の研究成果の発表と意見交換を行う場を提供したいと考えています。

* 招待講演

#ref(https://www.nii.ac.jp/faculty/upload/ishikawa_yutaka.jpg,150x150)
#br
> ''&size(20){講演者1:石川 裕(国立情報学研究所教授)};''
> ''&size(18){「HPC分野におけるシステムソフトウェア研究」};''
> ''概要:'' 2021年3月に一般利用が開始したスーパコンピュータ「富岳」の開発を振り返る。システムソフトウェア研究・開発者から見た「富岳」アーキテクチャの特徴とそのシステムソフトウェアを紹介する。また、HPC技術が必要とされる自動運転におけるシステムソフトウェア研究の必要性について講演者が最近感じていることを述べる。
> 
> ''略歴:'' 1987年慶應義塾大学博士課程修了。工学博士。
電子技術総合研究所(現産業技術総合研究所)、技術研究組合新情報処理開発機構出向、東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻、理化学研究所計算科学研究機構(現計算科学研究センター)を経て、現在、国立情報学研究所教授。
> 
>  https://www.nii.ac.jp/faculty/architecture/ishikawa_yutaka/
>  https://scholar.google.co.jp/citations?user=MGXYDSsAAAAJ
#br

#ref(https://micchie.net/images/logo.png,150x150)
#br
> ''&size(20){講演者2:Michio Honda (Lecturer, University of Edinburgh)};''
> ''&size(18){「Host design patterns of datacenter networking and international academic career」};''
> ''概要:'' In the first part of this talk, I will discuss host stack design options to enable high performance networking in datacenters, including kernel-bypass, scale-out, storage integration and new transport protocol.  In the second part, I will present what pursuing an international research career looks like, including advice for students and early career researchers.
> 
> ''略歴:'' Michio Honda has been a Lecturer (equivalent to Assistant Professor in the US) in the School of Informatics at the University of Edinburgh since 2020. He received his PhD from Keio University in 2012. His best known work is identifying TCP extensibility against middlebox interference and building the first TCP/IP network stack for persistent memory. His current research interests include networked storage systems and secure datacenter transport protocols. He is a recipient of IRTF Applied Networking Research Prize (2011), Facebook Research Award (2021) and Google Research Scholar Award (2022).
>  https://micchie.net/
>  https://scholar.google.com/citations?user=4yrJshIAAAAJ


* 発表募集

** スコープ

本シンポジウムの主たるスコープは以下の通りですが、システムソフトウェアに関するものでしたらこれに限りません。

- オペレーティング・システム
- ファイル&ストレージシステム
- 分散システム
- クラウド・コンピューティング
- モバイルシステム
- セキュア&高信頼システム
- ビッグデータ&機械学習向けシステム
- 組込みシステム
- 仮想化技術
- 複雑システムの管理や問題解決
- IoTシステム
- 実時間システム
- ディペンダブルシステム
- Peer-to-Peer技術
- インターネット基盤技術
- 並列システム
- ミドルウェア
- 他領域(アーキテクチャ、ネットワーク、プログラミング言語、検証、データベース等)と相互作用するシステム
- その他システムソフトウェア一般

** 発表カテゴリ

- 一般発表

> カテゴリを一般発表のみに一本化しました。投稿時に論文の有無及びコメントフィードバックの有無を選択していただきます。

> 論文あり+コメントフィードバックありが標準で、システムソフトウェアに関する最新の研究成果を論文及び口頭で発表していただきます。コメントは査読ではなく研究内容を洗練させるためのもので、シンポジウム開催後にフィードバックする予定です。通常の研究発表会にはない貴重な機会ですので、積極的な利用を推奨します。

> 論文なしで、概要投稿+口頭発表のみをおこなうこともできます。萌芽的な研究や現在進行中の大型研究プロジェクトの内容、概ね過去一年以内に国際会議やジャーナル、プレプリントサーバ等で発表した研究内容などをコミュニティに紹介し、ディスカッションするための発表を想定しています。

- ポスター・デモ発表

> 参加者とのディスカッションをインタラクティブに行うことができます。一般発表に申し込みされた場合でも、ポスターでの同時発表を推奨します。ポスター・デモ発表は、開催会場において対面形式で実施する予定です。

** 発表申込・論文投稿〆切
- 一般発表

> 発表申込・論文投稿締切:2022年11月7日(月)
> 概要のみ投稿して口頭発表する場合でも、論文を投稿する場合でも、すべての締め切りが同一の11月7日です。

- ポスター・デモ発表

> 発表申込・概要投稿締切:2022年11月14日(月)

** 発表申込方法

発表申込および概要登録・論文投稿は、すべてEasyChairを使用します。
- https://easychair.org/conferences/?conf=comsys20220
-- 利用には、Easy Chairのアカウント登録(無料)が必要です。
-- EasyChairの表示言語は英語ですが、論文タイトル、概要、著者情報などの入力には日本語が使用できます。
- 一般発表(論文あり)については、上記締切日までにPDF形式で作成した論文をアップロードして下さい。


** 原稿の作成

投稿論文は、情報処理学会の研究報告原稿のフォーマットに従ってください。所定のスタイルファイルを用いるものとし、スタイルファイルや行間のスペース等の変更は行わないでください。規定のフォーマットに従っていない論文は受理しないことがあります。

- ''情報処理学会 研究報告原稿(PDFファイル)作成について''~
https://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/genko.html

** 論文の公開

シンポジウム論文集には、一般発表の論文のみを掲載します。

シンポジウム論文集は完全オンライン化となっており、電子図書館(情報学広場)に掲載されます。紙の論文集は発行しません。なお、シンポジウム論文集はシンポジウム開催日の1週間前に公開されます。特許等の関係で公知日を考慮する必要がある場合はご注意ください。

投稿される論文の著作権の取り扱いは、「情報処理学会著作権規程」に従います。

- ''情報処理学会著作権規程''~
https://www.ipsj.or.jp/copyright/ronbun/copyright.html

** コメントフィードバック

コメントフィードバックありを希望する場合は、どのようなコメントが欲しいかをリクエストしてください。たとえば、

- 論文のストーリーには説得力があるか、客観的な視点でコメントが欲しい。
- 論文で、○○という点において悩んでいる。どのようにすれば解決できるか、アドバイスを貰えないか。
- 将来、国際会議○○(あるいはジャーナル論文○○)への投稿を目指している。十分な内容に達しているか、足りないとすればどのような内容を補えばよいか、コメントが欲しい。
- 評価実験は網羅的で十分な内容か。
- 提案方式の説明はこの書き方で伝わるのか。図の意味は十分に把握できるのか。
- 関連研究の○○と提案技術が近いことを心配している。差分は十分に主張できているか。

などなど、研究の進捗に応じて、コメントが欲しいポイントを明記してください。それに沿ってOS分野の一線の研究者がコメントをお返します。また、国際会議や論文誌といった将来の投稿先に応じたコメントもフィードバックいたします。

** ポスター発表の原稿について

ポスター発表へ申し込む場合には、発表するポスターの内容を論文形式にしたものを以下の形式で準備して、上記締切日までにEasyChairへアップロードしてください。
//詳細は ''[[こちら>ComSys2022 ポスターセッション]]'' を参照ください。

- 言語:日本語 または 英語
- ページ数:A4 1〜2ページ
- 内容:下記の情報を含むこと。
-- 論文タイトル
-- 著者および所属
-- (概要については必ずしも必要ありません)
- ファイル形式:PDF

* ACS 論文誌との連携について

[[ACS 論文誌>https://acs.hpcc.jp/]] において、ComSys との連携号は企画されておりませんが、ComSys でコメントフィードバックを希望された場合には、後日、ACS 論文誌に投稿した際にできるだけ同じ方が査読者になるように配慮します。このような緩やかな連携により、査読の精度が向上し、ACS 論文誌に採録されやすくなることが期待できます。

* 企業展示の募集

企業におけるシステムソフトウェアに関する研究・開発・運用などの取り組みの紹介を目的とした展示ブースの出展者を募集します。
展示内容については、企業でのシステムソフトウェアに関わる活動の紹介であれば、特に条件はありません(採用情報の掲載や紹介も問題ありませんが、学会での展示ですので採用活動一辺倒のような内容は避けていただけますと幸いです)。

ComSys 2022 はハイブリッド開催を予定していますが、企業展示は、会場内に設置した展示ブースにおいて、現地参加者を対象とした展示・説明を想定しています。

ComSys に参加する学生や研究者の方々と企業の接点を増やしていただき、システムソフトウェア分野に関わる学生の就職や共同研究のきっかけとなり、この分野の発展に繋がればと考えております。

応募は 11/14 までに 以下の Google Form よりお願い致します。


https://forms.gle/F77UdyUXbHumXd3R9


なお、応募件数多数の場合は会場の都合などによってポスターのみへの変更などをお願いする場合がございます。

ご案内が遅く短い申し込み期間になり大変恐縮ですが、皆様のご応募を切にお待ちしております。
ご不明点や要望などございましたら、深井までご連絡いただければと思います。

* 実行委員会

- 実行委員長
-- 品川 高廣(東京大学)
- 副実行委員長
-- 松原 克弥(公立はこだて未来大学)
- プログラム委員
-- 杉木 章義(北海道大学)
-- 田所 秀和(キオクシア)	
-- 川島 英之(慶應義塾大学)
-- 穐山 空道(立命館大学)
-- 阿部 洋丈(筑波大学)
-- 井手口 裕太(NEC)
-- 追川 修一(産業技術大学院大学)
-- 小口 正人(お茶の水女子大学)
-- 尾上 浩一(富士通研究所)
-- 空閑 洋平(東京大学)
-- 河野 健二(慶應義塾大学)
-- 河野 真治(琉球大学)
-- 光来 健一(九州工業大学)
-- 小柴 篤史(ミュンヘン工科大学)
-- 坂本 龍一(東京工業大学)
-- 島田 明男(日立製作所)
-- 菅谷 みどり(芝浦工業大学)
-- 須崎 有康(情報セキュリティ大学院大学)
-- 高宮 安仁(TIS)
-- 田崎 創(IIJ技術研究所)
-- 伊達 進(大阪大学)
-- 廣津 登志夫(法政大学)
-- 広渕 崇宏(産業技術総合研究所)
-- 深井 貴明(産業技術総合研究所)
-- 松本 亮介(さくらインターネット)
-- 毛利 公一(立命館大学)
-- 山内 利宏(岡山大学)
-- 山田 竜也(三菱電機)
-- 吉村 剛(IBM)

* 問い合わせ先

- 担当幹事: 松原 克弥~
E-mail: matsu あっと fun.ac.jp~
(あっと を @ に直してください。)

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