第27回ゲーム情報学研究会(発表件数12件)

日時:平成24年3月2日(金) 10:00 - 17:3000
場所:東京農工大学小金井キャンパス 140周年記念会館(エリプス) 3階多目的ホール
 〒184-8588 東京都小金井市中町2-24-16
  東小金井駅より徒歩8分、東京農工大学工学府東門のすぐ左手になります.
  東京農工大学の小金井キャンパスマップでは19番の
  建物「工学部総合会館」の下の白抜きの四角部分になります
  (新しい建物なので,2012年1月20日現在はまだ掲載されていないようです.
  PDF版のキャンパスマップの方には建物名も掲載されています.)

主査:田中 哲朗 幹事: 橋本 剛,Reijer Grimbergen,鶴岡 慶雅,村松 正和
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[プログラム]
一般講演(30分):発表 25 分 + 質疑応答 5 分
[10:00 -- 12:00] 学習 (4件)
[13:00 -- 15:00] ゲームとプレイヤー、理論 (4件)
[15:30 -- 17:3000] その他 (43件)
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[10:00 - 12:00] 学習

1.不完全情報多人数ゲームに対する差分学習の適用
○小沼啓(電気通信大学大学院 情報理工学研究科 総合情報学専攻),本多武
尊,保木邦仁,西野哲朗

不完全情報多人数ゲームであるコンピュータ大貧民に差分学習を取り入れることにより、強さの向上が見られた。

2.コンピュータ将棋における合議アルゴリズムを用いた学習
○中澤隆久(東京大学工学部電子情報学科),林伸也,鶴岡慶雅

自己対戦棋譜を学習に用いる手法に、合議アルゴリズムを棋譜生成部分に応用して評価関数の改善を図った。

3.Cross-Entropy Methodを用いたコンピュータ将棋における探索パラメータの学習
○松原徹(東京農工大学大学院工学府),古宮嘉那子,小谷善行

コンピュータ将棋の局面探索の際に用いる様々なパラメータをCross-Entropy Methodを用いて学習する。

4.アリマアゲームにおけるボナンザ法を用いる評価関数の設計と実装
○カーンチャナーパー ティティポン(東京農工大学大学院工学府),古宮嘉那
子,小谷善行

将棋における思考アルゴリズム「ボナンザ」という教授アリ学習手法をアリマアゲームの評価関数に適用する

[12:00 - 13:00] 昼食休憩

[13:00 - 15:00] ゲームとプレイヤー、理論

5.遺伝的アルゴリズムによる人間のレベルに適応する多様なオセロAIの生成
○上田陽平(北陸先端科学技術大学院大学), 池田心

人間プレイヤーのライバル的存在となりうる多様なAIを構成する進化的手法を提案し,オセロに適用して効果を検証する.

6.コントラクトブリッジの実践的教授法の研究(4)
○清水映樹(早稲田大学ゲームの科学研究所),滝沢武信

コントラクトブリッジをまったく知らない学生に対して試みている実践的教授法の成果および問題点の改善状況。

7.対称解の特性を用いたN-Queens問題の求解とGPUによる高速化
○萩野谷一二,田中慶悟 (大阪府立大学 大学院理学系研究科),藤本典幸

クイーンの数を奇数に限定し、対称解の特性を用いたN-Queens問題の求解アルゴリズムにより、田中らのGPUを用いた手法に較べて約10倍の高速化を実現したことを報告する。

8.キングメーカーノードを含むゲーム木の均衡点
○水野悠(東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻),鶴岡慶雅,近山隆

ナッシュ均衡では一意に最善手を定めることができないゲーム木に対して,より強い均衡点の概念を導入した.

[15:00 - 15:30 休憩]

[15:30 - 17:3000] その他

9.DS Auto Cruiser の研究と開発
○長谷部雅彦(東京大学),手塚宏史,山田大地,薗部知大,金子勇,定兼邦
彦,青木保一,稲葉真理

ニンテンドーDSを計算機にプレイさせる DS Auto Cruiser を提案・実装し、実験・評価を行った。

10.モンテカルロ探索における動的閾値調整によるスコア利用
○秋山晴彦(東京農工大学大学院工学府),小谷善行

モンテカルロ法の勝率比較不可能局面の問題に際し、閾値調整によりスコアから比較可能な擬似勝率を求める。

11.連続状態行動空間での木探索によるオンライン協調行動プランニング
◯秋山英久(福岡大学)

ロボカップサッカー2Dシミュレーションにおいて,木探索によるオンラインプランニングによってチームの協調行動の実現を試みる.

12.完全プレイのためのデータベースのサイズの削減
○田中哲朗(東京大学)

「どうぶつしょうぎ」を例に,完全プレイのためのデータベースのサイズの削減法の提案をおこなう. (発表者インフルエンザ感染のためキャンセル)

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研究会後に懇親会を企画しています.
- 場所は検討中(生協第1ホール又はエリプス上記会場)
- 参加費は3000円以下の予定、学生割引あり。
参加希望の方は下記を竹林(takeayu@cc.tuat.ac.jp)さんまで2月10日(金)までにお送りください。
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懇親会に参加する

お名前          (学生・非学生)
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