第24回ゲーム情報学研究会(発表件数8件)

日時:平成22年6月25日(金)  11:00 - 16:50
場所:奈良女子大学 理学部会議室(A棟1階)
〒630-8506 奈良市北魚屋東町
主査:田中哲朗 幹事: 岸本 章宏, 橋本 剛,ライエル グリンベルゲン
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[プログラム]
[11:00 -- 12:30] 将棋 (3件)
[14:00 -- 15:30] モンテカルロ (3件)
[15:50 -- 16:50] その他 (2件)
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11:00 - 12:30 将棋(座長 橋本剛)

1. コンピュータ将棋の現状 2010 春
   ○瀧澤武信(早稲田大学政治経済学術院)

   第20回世界コンピュータ将棋選手権が2010年5月に開かれた。
   この報告では同選手権における将棋ソフトウエアの実力について
   考察する。.

2. 将棋プログラムの大規模並列実行
   ○田中哲朗,金子知適(東京大学)

   将棋プログラム「GPS将棋」を主記憶を共有しない並列環境で実行し,簡単な
   評価をおこなった.

3. 棋風を反映したコンピュータ将棋プログラムの試作
   ○生井智司, 伊藤毅志(電気通信大学)

   将棋における棋風をコンピュータ将棋で模倣するための手法を提案し、
   主観的評価実験で提案手法の有効性を検証し、結果について考察をする。

[12:30 - 14:00 昼食休憩]

14:00 - 15:30 モンテカルロ(座長 岸本 章宏)

4. モンテカルロ+UCTにおける探索木のだまし構造
   ○池田心,橋本隼一,土井佑紀(JAIST)

   一人ゲームで発展したUCTは,囲碁などの二人ゲームでは望ましくない挙動を
   示すことがある.本発表ではこれをベンチマーク木を用いて分析する.

5. 局面評価関数を使う新たなUCT探索法の提案とオセロによる評価
   ○前原彰太(島根大学), 橋本 剛(松江高専), 小林 康幸(島根大学)

   UCT探索においてUCB値に正規化した局面評価関数を加える手法を提案、
   オセロに実装しその有効性を実証した。

6. Experiments in Monte-Carlo Amazons
   ○Kloetzer Julien(JAIST)
   Study of the effect of various classical improvements and settings
   in a Monte-Carlo Amazons program, as well as adaptations of said improvements

[15:30 - 15:50 休憩]

15:50 - 16:50 その他(座長 田中哲朗)

7. 特別なカードを含む神経衰弱ゲームの勝率最大化戦略
   坂元香菜美, ○篠田正人(奈良女子大学)

   取ったカードの数字の和が大きいほうを勝ちとする神経衰弱ゲームについて、
   各プレイヤーの採るべき戦略について考察する。

8. 強化学習による評価関数の獲得における報酬設定について
   ○但馬康宏(岡山県立大学)

   ゲームの途中局面における報酬を変化させた場合に、強化学習の結果が
   どのように変化するかの比較を行う


Last modified: Fri Jun 11 13:15:16 JST 2010