「電子政府に向けての社会基盤　シンポジウム」参加者募集

政府によるe-Japan戦略の提唱後，我が国のブロードバンド通信環境は，都会地を中心に大きく進展しています．また，e-Japan2002プログラムの重要な柱の1つであった電子政府，電子自治体の旗印のもと，その実現に向けての動きも各地で活発化しています．しかしながら，住民基本台帳ネットワークや総合行政ネットワーク(LGWAN)の活用に向けての，行政と住民との間，あるいは自治体間の温度差は広がりつつあるばかりでなく，関係の深い重要な問題である個人情報保護をめぐる論議も決着していない状況です．このような状況は，重要な社会基盤となるべき電子政府のシステム基盤について，住民に十分理解されていないものと言わざるを得ません．本シンポジウムは，この分野の有識者や当事者を講師として招き，これらの話題に関するご意見や取組み，現状と課題などについてお話しして頂くとともに，意見交換を行うものです．
　下記の要領に従ってお申し込み下さい．皆様のご参加を心よりお待ちしております．

日　　　時　　2003年6月21日(土)

会　　　場　　東京大学 先端科学技術研究センター　４号館２階 講堂
　　　　　　　　（東京都目黒区駒場４丁目６番１号）
　　　　　　　　アクセス方法：http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/map/map-j.html

主　　　催　　情報処理学会　電子化知的財産・社会基盤（ＥＩＰ）研究会

参 加 費 ＆ 論文集代

　　参加費は，いずれも論文集代を含みます．前々日までに，下記口座に振り込み願います．

申込方法　　EIPシンポジウム2003事務局（eipsympo2003@fw.ipsj.or.jp）宛に，次の情報を電子メールにて，お送り頂くと共に，参加費を下記口座に振り込み願います．
　○ 氏名
　○ 所属
　○ 住所
　○ 電話番号・Fax番号
　○ 電子メールアドレス
　○ 参加者種別（参加費の項参照）と情処学会会員番号（会員の場合）
　○ その他（論文集のみ希望など）

　　＜参加費振り込み口座＞
　　　　　銀行：東京三菱銀行
　　　　　支店：神保町支店
　　　　　店番：013
　　　　　口座番号：2195196
　　　　　口座種別：普通
　　　　　口座名義：情処学会EIP研究会会計担当熊谷裕恵

(注意) 振込み者を会社名として振り込まれますと，同一の会社から複数の方が参加される場合の判別が出来ませんので，「申し込まれた参加者名」で振り込み下さいますよう，お願いします．

申込締切り　　2003年6月12日（木）　↓締切り後は下記に相談して下さい↓

申込/照会先　　EIPシンポジウム2003事務局（eipsympo2003@fw.ipsj.or.jp）

プログラム　　　（予定，敬称略）

［9:15〜9:20］
○挨拶
安田　浩（ＥＩＰ研究会主査）
［9:20-9:55］
(1) 電子政府に向けての社会基盤 −電子署名の制度的課題
松本恒雄（一橋大）
［9:55〜10:30］
(2) 電子納税の課題　
水野忠恒（一橋大）
［10:40〜11:15］
(3) 社会基盤としてのセキュリティの有り方　
林　誠一郎（NTTデータセキュリティ）　
［11:15〜11:50］
(4) 社会基盤のセキュリティと情報セキュリティマネジメントシステム
高取敏夫（日本情報処理開発協会）　
［13:00〜13:35］
(5) 電子政府と情報システム調達の問題点　
岸本周平（経済産業研究所）
［13:35〜14:10］
(6) Securing e-Government Networks against Attack
Erik Christian Goggans（東大CCR）　
［14:20〜14:55］
(7) 電子自治体をめぐる諸問題
井上源三（総務省）
［14:55〜15:30］
(8) 宇治市のイントラネットセキュリティシステムの考え方−住民情報データ流出事件の教訓を踏まえて−
木村修二（宇治市役所）
［15:50〜16:25］
(9)電子自治体の推進に向けての提言　　
藤村茂樹（社会経済生産性本部）
［16:25〜17:00］
(10) LGWANとセキュリティ　
芝　勝得（神戸外大）
［17:00〜17:35］
(11) 電子政府と政府公共部門のガバナンス
白井　均（日立総合計画研究所）

なお，上記プログラムにつきましては，講演のタイトルや順序などを変更する場合もございます．最新の情報につきましては，ホームページ（URL=http://sda.k.tsukuba-tech.ac.jp/sig-eip/）をご覧願います．