情報処理学会 第79回全国大会 会期:2017年3月16日~18日 会場:名古屋大学 東山キャンパス 情報処理学会 第79回全国大会 会期:2017年3月16日~18日 会場:名古屋大学 東山キャンパス
情報システムのデザインコンペ
日時:3月18日(土)13:00‐15:00
会場:第4イベント会場(坂田平田ホール セミナー室)
【セッション概要】情報システムと社会環境研究会が一昨年に主催した情報システムのデザイン論シンポジウムにおいて,製品,建築の分野におけるデザインコンペの教育的作用を知りました.デザインコンペとは,発注者が要求を提示して応募してきた複数のデザインを競わせる活動です.応募者は自分の案に対する発注者の評価や,他者の案とのふれあいを通して相互作用的に創造を導くこと,すべての案を俯瞰して客観的に見る目を養うことができます.私たちは,これを情報システムの領域で実験的にやってみることとしました.本学会では,ソフトウェア工学の共通問題が提示され,よいソフトウェアを追求する試みが行われてきました.情報システム学においても,それにふさわしい共通問題を提示して,情報システムのデザインを競うことは,デザイナ自身の深い学びだけでなく,情報システムのデザイン論の構築にとって意義のあることだと考えます.ただし,現在,デザインを評価する基準はありません.むしろ,それを実践的に検討することが本イベントの狙いです.
主催者挨拶:児玉 公信 (株式会社情報システム総研)
【略歴】石油元売り,大学受託研究員,鉄鋼系情報子会社を経て,現在(株)情報システム総研 代表取締役社長.企業情報システムの基幹部分の再構築のためのモデリング,アーキテクティングを提供.技術士(情報工学部門),博士(情報学).情報システムと社会環境研究会主査,技術士委員会委員長,文部科学省科学技術・学術審議会専門委員.著書に「UMLモデリング入門」「UMLモデリングの本質」ほか,訳書に「アナリシスパターン」「リファクタリング」ほか.
13:00-13:30 基調講演 建築デザインにおけるコンペの実態と理想
松岡 拓公雄 (亜細亜大学 都市創造学部都市創造学科 教授・学部長)
【講演概要】建築設計のコンペで問われる内容は,規模やテーマによって様々であり,アイデアのみを求めるものからコスト管理から工程管理まで建設可能なプロセスまで求めるもの,受ける側も学生からアトリエ系事務所,大手設計事務所まで,その出す側,受ける側での組み合わせは多様である.しかし,国立競技場を始めとした公共建築のプロポーザルコンペなどで起きている問題は,提案する側,使う側,管理する側にとってのギャップが原因でもある.そこで問題の多い自治体とスムースに行われる民間のコンペの違いとは何か,目指すものの理念の違いとは何か,隠れた問題は何かなどに触れて,本来のコンペの良さと意義について語り,ものづくり,アーキテクチャーのより良い進展のためにどうあるべきか実態を紹介し言及する.
【略歴】建築家・亜細亜大学都市創造学部教授・学部長/1952年姫路市生まれ,76年東京芸術大学美術学部建築学科卒業,78年同大学院修了,78年〜86年丹下健三・都市・建築設計研究所勤務,86年〜07年アーキテクトファイブ共同主宰,99年〜16年滋賀県立大学環境科学部教授,現在LLCアーキテクトシップ主催,専門は都市と建築デザイン,地域創生など,GD大賞,日本建築美術工芸協会賞,土木学会デザイン最優秀賞,日本建築学会賞業績賞など多数.
 
13:30-14:50 ワールドカフェ形式によるデザインプレゼンテーション
14:50-15:00 講評
児玉 公信 (株式会社情報システム総研)
【略歴】石油元売り,大学受託研究員,鉄鋼系情報子会社を経て,現在(株)情報システム総研 代表取締役社長.企業情報システムの基幹部分の再構築のためのモデリング,アーキテクティングを提供.技術士(情報工学部門),博士(情報学).情報システムと社会環境研究会主査,技術士委員会委員長,文部科学省科学技術・学術審議会専門委員.著書に「UMLモデリング入門」「UMLモデリングの本質」ほか,訳書に「アナリシスパターン」「リファクタリング」ほか.
 
松岡 拓公雄 (亜細亜大学 都市創造学部都市創造学科 教授・学部長)
【略歴】建築家・亜細亜大学都市創造学部教授・学部長/1952年姫路市生まれ,76年東京芸術大学美術学部建築学科卒業,78年同大学院修了,78年〜86年丹下健三・都市・建築設計研究所勤務,86年〜07年アーキテクトファイブ共同主宰,99年〜16年滋賀県立大学環境科学部教授,現在LLCアーキテクトシップ主催,専門は都市と建築デザイン,地域創生など,GD大賞,日本建築美術工芸協会賞,土木学会デザイン最優秀賞,日本建築学会賞業績賞など多数.