情報処理学会 第79回全国大会 会期:2017年3月16日~18日 会場:名古屋大学 東山キャンパス 情報処理学会 第79回全国大会 会期:2017年3月16日~18日 会場:名古屋大学 東山キャンパス
会誌「情報処理」公開編集委員会
日時:3月18日(土)13:00‐15:00
会場:第3イベント会場(IB大講義室)
【セッション概要】会誌編集委員会の主催で,公開編集委員会形式のパネル討論を実施する.今年は,会誌記事連動企画として,企業家でありサイバーセキュリティに関する第一人者でもある齋藤ウィリアム浩幸さんをお迎えし,会誌編集長との対談を企画した.対談内容は,後日会誌で報告されるが,生体認証からウェアラブルデバイスまで,どんな話しが飛び出すか,楽しみにしたい.後半は,会誌「情報処理」ができあがるまでの舞台裏を聴衆に知ってもらうことを目的に,編集委員から,緊急企画が記事になるまでの苦労話,IT日和(4コマ漫画)の舞台裏などを語ってもらう.また,いちおし記事の紹介や,今後企画されているお薦めの特集の紹介なども行う.会場とのやりとりの時間を設け,読者から会誌への要望を直接伝えてもらう場にすることも意図する.
13:00-14:00 対談 IoT社会の憂い
【対談概要】起業家でありサイバーセキュリティに関する第一人者でもある齋藤ウィリアムさんと,ウェアラブルの伝道師こと塚本会誌編集長が,IoT社会の行く末から最近思っていることまで,さっくばらんに語り尽くす.途中からは公開編集委員会に参加する会誌編集委員たちも加わり,情報処理技術の未来(と憂い)について,ともに議論する.
対談司会:加藤 由花 (東京女子大学 数理科学科 教授)
【略歴】1989年東京大学理学部卒業.同年日本電信電話(株)入社.2002年電気通信大学大学院情報システム学研究科博士後期課程修了.博士(工学).電気通信大学助手,産業技術大学院大学教授を経て,2014年より東京女子大学教授.情報ネットワーク,ネットワークを利用したロボットサービスに関する研究に従事.情報処理学会理事(会誌・出版担当).
 
対談者:齋藤 ウィリアム (株式会社インテカー代表取締役社長/内閣府参与)
【略歴】1971年ロサンゼルス生まれ日系2世の起業家.ベンチャー支援コンサルタント,暗号・生体認証技術の専門家.指紋認証などの生体認証暗号システムを開発し,160社以上の企業とライセンス契約を締結.2004年に会社をマイクロソフトに売却後,2005年に拠点を東京に移して,2007年に(株)インテカーを設立.日本再生に必要なリーダーシップやチームづくりを訴え,スタートアップ企業の育成を手助けするとともに,世界各国の政府機関への協力,企業研修,政策提言など幅広く活躍している.2013年12月,内閣府参与に就任.2015年6月からバロアルトネットワークス(株)副会長.2016年10月,紺綬褒章を叙勲.
 
対談者:塚本 昌彦 (神戸大学 大学院工学研究科電気電子工学専攻 教授)
【略歴】京都大学工学部数理工学科卒,工学研究科応用システム科学専攻修士課程修了,京都大学博士(工学).シャープ(株)研究員,大阪大学講師,助教授を経て現職.NPOウェアラブルコンピュータ研究開発機構理事長,NPO日本ウェアラブルデバイスユーザ会会長.2001年よりウェアラブルの実践生活を行っている.研究テーマはウェアラブル・ユビキタスコンピューティングシステム,デバイス,インタフェースとそれらの応用.2014年より情報処理学会会誌編集長.
 
14:00-15:00 パネル討論 会誌「情報処理」ができるまで
【討論概要】会誌「情報処理」の企画を行う.4コマ漫画のネタ出しや特集の立案などをその場で行う.会誌に対する意見,要望などを会場で集め,それに対する議論を行う.
パネル司会:塚本 昌彦 (神戸大学 大学院工学研究科電気電子工学専攻 教授)
【略歴】京都大学工学部数理工学科卒,工学研究科応用システム科学専攻修士課程修了,京都大学博士(工学).シャープ(株)研究員,大阪大学講師,助教授を経て現職.NPOウェアラブルコンピュータ研究開発機構理事長,NPO日本ウェアラブルデバイスユーザ会会長.2001年よりウェアラブルの実践生活を行っている.研究テーマはウェアラブル・ユビキタスコンピューティングシステム,デバイス,インタフェースとそれらの応用.2014年より情報処理学会会誌編集長.
パネリスト:五十嵐 悠紀 (明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 専任講師)
【略歴】2010年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了.博士(工学).2010年より日本学術振興会特別研究員PD,その後育児休暇復帰支援であるRPDとして筑波大学に所属.2015年より現職.コンピュータグラフィックスやユーザインタフェースの研究に従事.Yahoo!ニュース個人オーサー,日本ビジネスプレスオーサー,として執筆業にも励む.
パネリスト:加藤 由花 (東京女子大学 数理科学科 教授)
【略歴】1989年東京大学理学部卒業.同年日本電信電話(株)入社.2002年電気通信大学大学院情報システム学研究科博士後期課程修了.博士(工学).電気通信大学助手,産業技術大学院大学教授を経て,2014年より東京女子大学教授.情報ネットワーク,ネットワークを利用したロボットサービスに関する研究に従事.情報処理学会理事(会誌・出版担当).
パネリスト:金子 格 (東京工芸大学 工学部コンピュータ応用学科 准教授)
【略歴】1980早稲田大学卒.2004博士(情報科学).(株)アスキーにてパソコンシステムソフトウエア,システムLSI,ASICの開発,グラフィックスコミュニケーションラボラトリーズでMPEG標準の策定等に従事.2004年より東京工芸大学准教授.会誌編集委員としては,IT・ソフトウエア特許の新潮流,連載-鉄道運行システムにおける情報処理技術,オリンピックのための情報処理,フィンテック〜金融とITの融合〜,ゲーム産業の最前線,他単発記事多数を担当した.
パネリスト:田名部 元成 (横浜国立大学 大学院国際社会科学研究院 教授)
【略歴】1998年東京工業大学大学院総合理工学研究科システム科学専攻博士課程修了.博士(工学).横浜国立大学経営学部講師,助教授を経て,2012年より現職.2015年より情報基盤センター長(兼任).情報システム研究方法論,シミュレーション&ゲーミングの情報システム教育への適用に関心を持つ.会誌編集委員会,情報システム教育委員会,アクレディテーション委員会,教科書編集委員会委員.
パネリスト:辻田 眸 (株式会社シンクフェーズ)
【略歴】2006年お茶の水女子大学理学部情報科学科卒業,2007年同大学院人間文化研究科数理情報科学専攻修士課程修了(短縮修了),2010年同大学院博士課程修了(短縮修了).2006年にIPA「未踏ソフトウェア創造事業」に採択され,「遠距離恋愛支援システム」の開発を行う.2009年より日本学術振興会特別研究員DCとしてヒューマンコンピュータインタラクションの研究に従事.2010年より米国ジョージア工科大学客員研究員.2011年より日本学術振興会特別研究員PDとして東京大学暦本研究室にて研究に従事.この研究成果「笑わないと開かない冷蔵庫」は,2012年のグッドデザイン賞ベスト100を受賞.出産を機に今後のキャリアについて考え,2014年に(株)シンクフェーズを設立.
パネリスト:土井 千章 (NTTドコモ 先進技術研究所)
【略歴】(株)NTTドコモ先進技術研究所勤務.2009年慶應義塾大学理工学研究科博士前期課程修了.同年(株)NTTドコモ入社.モバイルコンピューティング,Androidアプリケーションのセキュリティ,大規模データを用いた行動分析の研究に従事.2014年から情報処理学会会誌編集委員会委員.2016年4月より大学院博士後期課程に入学.博士号取得を目指している.
パネリスト:鳥澤 健太郎 (国立研究開発法人 情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所 データ駆動知能システム研究センター センター長)
【略歴】1995年東京大学大学院理学系研究科博士課程中退.博士(理学).同大学院助手,北陸先端科学技術大学院大学准教授を経て,現在,(国研)情報通信研究機構・データ駆動知能システム研究センターセンター長.日本学術振興会賞,ドコモモバイルサイエンス賞,前島密賞,Twitter Data Grants等受賞.自然言語処理の研究に従事し,対災害SNS情報分析システムDISAANA,D-SUMM,Web情報分析システムWISDOM X等を開発,現在一般に公開している.情報処理学会理事(会誌・出版担当).
パネリスト:永野 秀尚 (日本電信電話株式会社 NTT コミュニケーション科学基礎研究所 主任研究員)
【略歴】1994年大阪大学基礎工学部情報工学科卒業.1996年同大大学院基礎工学研究科物理系専攻情報工学分野修士課程修了.2005年同大大学院情報科学研究科マルチメディア工学専攻博士課程修了.博士(情報科学).1996年NTTに入社.現在,NTT コミュニケーション科学基礎研究所主任研究員.音や映像などのメディア情報の認識・探索に関する研究に取り組む.2011年3月から2012年3月まで英国Queen Mary University of London客員研究員.電気通信普及財団テレコムシステム技術賞奨励賞,逓信協会前島賞,日本応用数理学会ベストオーサー賞各受賞.IEEE Senior Member,電子情報通信学会,情報処理学会各会員.2002年1月より2006年3月まで情報処理学会学会誌編集委員専門委員会(基礎・理論分野/FWG)編集委員.2014年4月より同学会誌編集委員.
パネリスト:坂東 宏和 (獨協医科大学 基本医学情報教育部門 講師)
【略歴】2002年東京農工大学大学院工学研究科電子情報工学専攻博士後期課程修了.博士(工学).福岡工業大学,桜美林大学,アイラボ(株),東京学芸大学等を経て,2014年より獨協医科大学基本医学情報教育部門講師.教育の情報化に関する研究に従事.論文誌教育とコンピュータ(TCE)編集委員会編集幹事.会誌編集委員会専門委員会(EWG)主査.シニア会員.
パネリスト:松崎 公紀 (高知工科大学 情報学群 准教授)
【略歴】2001年東京大学工学部計数工学科卒.2003年同大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了.2005年同研究科博士課程中退.同年より同研究科助手,2007年より助教,2009年より高知工科大学情報学群准教授となり現在に至る.博士(情報理工学).並列プログラミング,アルゴリズム導出,ゲームプログラミングなどに興味を持つ.