情報処理学会 第79回全国大会 会期:2017年3月16日~18日 会場:名古屋大学 東山キャンパス 情報処理学会 第79回全国大会 会期:2017年3月16日~18日 会場:名古屋大学 東山キャンパス
論文必勝法〜書こう!通そう!論文誌!〜
日時:3月16日(木)9:30‐12:00
会場:第2イベント会場(ESホール)
【セッション概要】論文誌ジャーナル/JIP編集委員会主催の本セッションでは,現在,論文誌への掲載を目指して論文を執筆中もしくは,今後,執筆する予定のある情報処理分野の若手研究者の方々へ有益な情報を提供いたします.具体的には,まず,経験豊富な講師をお迎えして研究成果を論文として執筆する過程についてお話をいただきます.また,パネル討論では,編集委員会から委員長ならびに,各グループの主査による,採録される多くの論文にみられる傾向や,査読コメントへの対応方法などのアドバイス,さらには,編集作業の内側について討論します.本セッションは,論文著者の方のみならず,査読をお引き受けくださる方にも必見です.
司会:重安 哲也 (県立広島大学 経営情報学部)
【略歴】県立広島大学経営情報学部准教授.2010年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了.博士(工学).無線ネットワーク,情報ネットワークなどの研究に従事.情報処理学会論文誌編集委員会ネットワークグループ主査.平成20年度情報処理学会山下記念研究賞受賞.
9:30-10:30 基調講演 一流論文誌・国際会議への採択,そして人材育成 〜採択という目標の先へ
原 隆浩 (大阪大学 情報科学研究科 教授)
【講演概要】一流論文誌・国際会議に採択されることは,単なるステータスではなく,研究者・技術者が自身の研究内容を社会に周知しインパクトを与える上で必要不可欠となっている.本講演では,まず講演者の経験に基づいて,一流論文誌・国際会議に採択されるためのノウハウについて解説する.さらに,論文記述の技術面に留まらず,インパクトのある「良い研究」をすることの重要性や,高い志を持ち,我が国の将来を支える優秀な若手を育成するために心がける点について,講演者の経験・私見をもとに解説する.
【略歴】1997年大阪大学工学研究科博士前期課程修了.同年同助手,2004年大阪大学情報科学研究科准教授,2015年より同教授となり,現在に至る.工学博士.2003年本学会研究開発奨励賞受賞.2008年,2009年本学会論文賞受賞.2015年日本学術振興会賞受賞.バイルコンピューティング,ネットワーク環境におけるデータ管理技術に関する研究に従事.ACMのDistinguished Scientist,IEEE,情報処理学会,電子情報通信学会のシニア会員.日本データベース学会の会員・理事.
 
10:40-12:00 パネル討論 論文誌の査読プロセスの紹介と投稿における注意点
【討論概要】情報処理学会論文誌ジャーナル編集委員会は,基盤グループ,ネットワークグループ,知能グループ,情報システムグループの4つのグループに分かれて,論文の編集を行っています.各グループに属する論文誌編集委員は日頃から多くの投稿論文を扱っており,投稿論文が採録されるまでのプロセスやあらたな論文投稿システムや論文誌の査読ポリシーなど,情報処理学会論文誌に投稿する際に役立つ情報を持っています.そこで,本パネル討論では,論文誌編集委員の立場から見た論文の書き方や査読の仕方について,各グループの主査に熱く語って頂き,フロアと一緒になって論文必勝法に関する議論を深めたいと思います.
パネル司会:重安 哲也 (県立広島大学 経営情報学部)
【略歴】県立広島大学経営情報学部准教授.2010年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了.博士(工学).無線ネットワーク,情報ネットワークなどの研究に従事.情報処理学会論文誌編集委員会ネットワークグループ主査.平成20年度情報処理学会山下記念研究賞受賞.
パネリスト:山名 早人 (早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部 情報理工学科 教授)
【略歴】1993年早大・博士後期課程了.博士(工学).1993年〜2000年電子技術総合研究所.1996年〜1997年通産省機械情報産業局電子機器課・課付.2000年早稲田大学理工学部助教授.2005年早稲田大学理工学術院教授.データベース学会論文賞(2009年).IBM Faculty Award(2009年).電子情報通信学会論文賞(2014年).情報処理学会理事,日本データベース学会理事,電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ副会長を歴任.ビッグデータ解析,Webマイニング,並列・分散処理等の研究に従事.
パネリスト:立石 孝彰 (日本アイ・ビー・エム)
【略歴】2003年北陸先端科学技術大学院大学博士課程を修了後,日本IBM東京基礎研究所に入所.2014年よりIPSJ論文誌編集委員.ソフトウェア工学分野(主にプログラム解析,形式手法等)の研究に従事.
パネリスト:藤田 桂英 (東京農工大学 大学院工学研究院先端情報科学部門 准教授)
【略歴】2010年〜2011年日本学術振興会特別研究員(DC1).2010年〜2011年マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院訪問学生.2011年名古屋工業大学大学院情報工学専攻博士課程修了.2011年〜2012年東京大学大学院工学系研究科特任研究員.2012年東京農工大学大学院工学研究院准教授.博士(工学).人工知能,マルチエージェントシステムなどの研究に従事.情報処理学会論文誌編集委員会知能グループ委員(2012年〜),同主査(2016年〜).
パネリスト:豊浦 正広 (山梨大学 大学院総合研究部 助教)
【略歴】2003年京都大学工学部情報学科卒業.2008年同大学院情報学研究科博士後期課程修了.2007年〜2008年日本学術振興会特別研究員(DC2,PD).2008年カリフォルニア大学サンタバーバラ校訪問研究員.2009年山梨大学大学院総合研究部助教.博士(情報学).論文誌編集委員会情報システムグループ委員(2013年〜),副査(2014年〜),主査(2016年).コンピュータグラフィックス,視覚情報処理に関する研究に従事.2016年度山下記念研究賞受賞.