7ZD-07
ユーザの役割に応じて作業を支援する農作物警戒情報システムの開発
○佐々木優太,南野謙一,後藤裕介,渡邊慶和(岩手県大)
近年,地球温暖化の影響により,米をはじめとする農作物の品質低下を引き起こすことが広い地域で問題となっている.このため,農業研究者は生育予測や高温・低温障害の被害予測,栽培管理などの警戒情報を作成し,普及指導員を通じて生産者へ情報を伝達している.しかしながら,これらのユーザの役割に応じて警戒情報を共有し,伝達することができる手段はない.
そこで,本研究では,ユーザの役割に応じて作業を支援し,警戒情報を伝達できるシステムを開発する.本システムの開発においては,各ユーザの役割を調査し,分析して仕様をまとめた.これをもとに,1kmメッシュの気象データを用いて警戒情報を計算・登録し,それをメッシュやグラフで可視化して情報伝達できるシステムを実現した.

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