7ZD-06
山間部における測定誤差を考慮した最尤法による猿移動経路推定
○森 竜馬,杉浦彰彦(静岡大),中井一文,江崎修央(鳥羽商船高専)
近年、猿などの害獣による農作被害が増加傾向にある。猿の被害を軽減させるため、猿に発信機を取り付け、農村を囲うように観測点を設置することで、猿の襲来を予測する研究が行われている。しかし、猿の行動範囲は広いため、効率的に 追い払うには、猿の移動経路を推定するシステムが必要である。従来の方式では、最尤法を用いた位置推定が山間部で優位であることがわかっている。そこで本研究では、最尤法を用いた位置推定座標を、一定の時間間隔で最小二乗法を行い、誤差の少ない点をプロットすることで移動経路を導出する手法を提案する。また,従来手法と提案手法を比較して優位であることが確認された。

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