7ZD-03
GPSを用いた放牧牛の行動把握支援システムの提案と開発
○古川瀬知,高木正則,佐々木淳,山田敬三(岩手県大)
酪農における牛の体重は成育状況や筋肉量,健康状態を判断するために活用され,競りでも重要視される重要な情報の一つである.牛の体重は運動量に影響を受けるが,牛が最も運動する放牧期間中は運動量を把握することが困難である.本研究では,放牧期間中の牛の運動量の把握を目的とし,GPSを用いた放牧牛の行動把握支援システムを提案する.本システムでは,牛にGPSロガーを装着し,このGPSデータを利用して放牧期間中の牛の移動経路をGoogleマップ上に表示する.また,期間や牛を指定して,1頭または複数の牛の移動経路の比較ができ,牛の行動傾向を分析できる.開発したプロトタイプシステムをJA職員や酪農家に試用してもらった結果,牛の飼育管理への活用可能性が示唆された.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会