7ZB-03
遺伝子発現情報を用いたB型肝炎慢性肝疾患のネットワーク解析
○西田 鉄(北大)
これまでにB型肝炎の慢性化要因としてHLA因子などの同定がされてきたが、どのようなメカニズム(経路)で疾患を引き起こされているかについて未明な点が多いとされている。そこで、本研究では、HBVに由来する慢性肝疾患患者の遺伝子発現情報に対して比較解析を行い、遺伝子の経路異常を示した原因遺伝子の予測を目的とした。研究材料として①健常者、②HBV慢性患者、③肝細胞癌患者の遺伝子発現情報を用い、慢性患者、肝細胞癌患者に共通して発現が変動した遺伝子に対してネットワーク解析を行った。機能が類似した遺伝子毎のグループに分割を行い、複数の代謝経路が同定された。異常経路において、共通して制御を行う転写因子の探索を行った。

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