7X-06
PBFによる粒子の状態変化計算を用いた炭酸水のSSFによる実時間描画
○箭内一樹,牧野光則(中大)
Virtual Realityでの使用、すなわち対話操作による状況変化の高速計算と実時間描画に耐えられる炭酸水のCG表現を目的として、本稿ではPosition Based Fluidsを用いて炭酸水を構成する粒子の挙動を計算し、さらに粒子の状態変化によって気泡の発生と消滅を扱う手法を提案する。本稿が対象とする気泡とは、液滴時に水面下に巻き込まれた空気と炭酸水で満たされた容器内で発生するものの2種類である。気泡の発生判定には粒子間の速度差や発生点となる粒子を用い、消滅判定には気泡粒子の近傍粒子数を用いる。また、液面はScreen Space Fluid Renderingで描画し、気泡は気泡粒子の球面に対して反射と屈折の計算結果を貼って描画する。本手法は一定の条件下での実時間処理を達成した。

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