7V-02
緩やかなつながりを提供するタンジブルアバタによるコミュニケーション
○遠藤慎一,市橋啓太,藤波香織(農工大)
 人は人とのつながりによる安心感を求める.その容易な実現方法としてのSNS利用者が増加している.しかし,SNSを使い込むほど他者への嫉妬心から孤独感が増すことが知られている.つまり,人はつながりを保つためにSNSを多用するが,つながりが強いほどかえって孤独感が増す傾向があると考えられる.
 そこで本研究では,緩いつながりによるコミュニケーションによって,安心感を提供するシステムの開発を目的とする.本システムは,コミュニケーションツールとして工作紙で作成したタンジブルなアバタを利用する.コミュニケーション相手の存在情報(位置/行動/心情)をアバタ表面に投影することで,利用者に安心感を与えることを目指す.

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