7T-03
分散Webシステムにおけるスケーリングアルゴリズムの改良と評価
○松田正也,最所圭三(香川大)
我々は,クラウド環境において負荷量に応じて仮想キャッシュサーバ数を増減させることで,応答性の確保と運用コストの低減を目指す分散Webシステムを開発を行っており,サーバの稼働率を用いたスケールアウトアルゴリズムを開発した.これまでスケールアウトのトリガーとなる閾値(稼働率の上限)を固定値にして評価してきたが,閾値によってサーバの稼働数や稼働率,クライアントへの応答時間などが影響されると考えられる.本稿では,スケールアウトの閾値だけでなくスケールイン時の閾値を変動させたときの応答時間や起動されるサーバの台数や稼働率,さらにはコスト(サーバの起動時間の合計値)の実験結果およびその評価について述べる.

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