7S-02
5GHz帯無線LANを用いた下水管内無線伝送品質の測定-IEEE802.11nを使用した場合-
○武居悠樹,田中悠大,石原 進(静岡大)
日本では下水管の老朽化が深刻化し,その検査と整備は急務となっているが,現行の下水管検査手法は,金銭的コストが高い,検査時間が長いなどの問題を抱えている.筆者らは,短時間・低コストの下水管検査手法として,小型無線通信ノードを用いた検査システムを提案している.狭い下水管内では,無線通信距離が短くなるため,高画質の検査用映像の伝送には高いスループットが得られる無線通信が必要である.本稿では,下水管内でのIEEE802.11n規格を用いた無線通信実験に基づき,同規格で導入されたチャネルボンディング技術,並びに複数インターフェースを用いた並列送信の効果を検証する.

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