7N-08
地下街避難における誘導と情報伝達が避難行動に及ぼす影響
○本多雄大,須貝康雄(千葉大)
地下街を対象とした避難シミュレーションは様々なモデルが提案されているが, 対象空間構造を熟知している避難者を前提としたモデルが多い。しかし, 現実には, 地下街に不案内な来客も混在する状況で避難する場合を考慮する必要がある。本研究では, 著者らが提案している階層型マップを用いた群衆避難モデルを拡張した。このモデルでは出口までの最短経路を知らない避難者の多様な避難経路を再現できるため, より実際の災害時に近い状況を再現できる。また,火災などによる通行不可能空間の発生や, 店舗部分から流入する避難者などの状況を加味し, より現実的な状況を想定したシミュレーションを行ったので報告する。

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会