7L-06
LSTMによる音楽音響信号の修復法の提案-周波数フィルタ導入による学習データ量削減の検討-
○谷口亮輔,小島諒介,干場功太郎(東工大),中臺一博(東工大/ホンダRIJ)
本稿では、深層学習の一手法であるLSTM を用いた音楽音響信号修復について報告する.一般に,深層学習では性能の高いモデルを学習するために大量のデータが必要である.実際に音楽音響信号修復に深層学習を用いると,学習データが少ない場合,情報が比較的スパースである高域の修復性能が劣化するという問題が発生する.この問題を解決するため,学習時に,入力信号に対して,周波数フィルタを用いることにより,周波数方向に重みをかけることを提案する.予備検討の結果,少量の学習データであっても提案法が有効であることを確認した.

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