7G-06
FPGAアクセラレータを用いた大規模NoCにおけるルーティング手法の検討
○史  発,Thiem Van Chu,吉瀬謙二(東工大)
近年, ムーアの法則が終焉を迎えつつあり, 性能の向上, また熱や消費電力の削減のため, 一つのチップに多数のコアを搭載するメニーコアプロセッサが主流となりつつある.
ネットワークオンチップ(NoC)は, 従来の共有バスではなく, ネットワーク上のコアがオンチップルータを利用してコア間の通信を行う結合網である.
NoCではネットワークのトポロジとルーティング手法が通信性能に大きな影響を与える. 本稿では, もっともよく使われるメッシュトポロジにおいてのルーティングを, 総コア数が数千コアにも及ぶ大規模NoCにて評価を行い, 数十〜数百コアの小規模NoCと比較し大規模NoCに適したルーティング手法を検討する.
従来のソフトウェアによるNoCシミュレータは, 数千ノードにも及ぶNoCをサイクルレベルでシミュレーションするには多大な時間がかかるため, FPGAを用いたNoCシミュレータを利用し, 現実的な時間で評価した.

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