7F-03
倫理学研究のコペルニクス的転回の概念
○上江洲基(名桜大)
現代は、「悪の世界」に満ちている。先人の「善の世界」を少しでも増大させる必要がある。なぜなら、科学技術などの研究の核にあった哲学・倫理・道徳が人類が営む諸相の周辺に縮退してしまった現在の病根に原因がある。西田の「善の研究」を中心にして、現代の人類が抱える病根を暖解するためには、自律的論理観の定着にあると考える。そして、人と組織に対する「善の世界」の躾と教育で是正することを考察する。現代は、「悪の世界」から「善の世界」へのコペルニクス的転回が最も必要な時期であると確信している。

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