7D-02
拡張現実を利用した3D電子テキスト表示の研究 --入力インタフェースの現状と課題--
○杉山正治,生田敦司,柴田みゆき(大谷大)
我々はこれまでに,拡張現実の技術を応用した3D電子テキスト表示システムを開発してきた.このシステムでは,3次元CGを用いて書籍を立体的に表示し,かつ,非接触型センサLeap Motionを用いて人の手の動きを取得し,本物の紙媒体を扱うような操作感をPC上に実現した.その結果,複数ページの同時めくり,離れたページの同時閲覧,書籍の厚みの把握が容易になった.しかし,本システムでは非接触かつ複雑な手の形状を用いて書籍の3次元コントロールをしなければならず,Leap Motionの認識精度も発展途上にあるため,多くのユーザにとって操作習熟は困難であった.そこで,本研究ではこの問題を解消すべく,簡易な入力インタフェースに改良するための検討を行った.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会