7A-01
数理エコシステムによるアクセス市場の分析 ー数理エコシステムはIoT時代のツールとなり得るか?-
○池末成明(ダイレクトコンサルティング)
IoTネットワークは、多様な市場を前提としたアクセスネットワークと多様な伝送メディアを融合するエコシステムの開発と市場創造が必要である。本研究では、情報通信のキーワードとなったエコシステムを数理エコシステム(数理生態系)で扱えるか試みてきた。本講演では、数理生態系を紹介した後、まずアクセスネットワークの動的変動を数理生態系で分析した結果を提示、単純な数理生態系利用できる限界を紹介、その限界の根拠がガウゼの排他律にあることを示す。その後、なぜ日本がITの世界で世界的に勝てなかったのか古典的な数理生態系モデルを使って論じ、そのモデルを根拠にマイクロソフトの独占がボーズ・アインシュタイン縮退ではなくイジングモデルである可能性があり、IoTネットワークを多数スピンのイジングモデルで研究する必要性を提案する。

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