6ZA-04
育児ケア成果データの見える化による男女共同参画の気づき意識の支援に向けた検討
○西川 奏(釧路公大),山根麻美,若狭節子(釧路市役所),上川原ひろみ(市立釧路総合病院),山内寿代(釧路孝仁会看護専門学校),皆月昭則(釧路公大)
政府が主導する男女共同参画社会をめざす背景には,座視できない大きな社会問題があることが明らかになっている.近年の調査によると,乳幼児世帯での1日あたりの育児時間が父親で約40分,母親で約180分という報告がある.母親の育児時間に家事時間を加算すると,女性の育児・家事負担は過大になっている.男性は朝に出勤し,夕方に帰宅する生活パターンが多く,昼間の女性の育児・家事成果は見えにくく,気づき意識を得ることは困難である.本研究では,1歳未満児の育児ケア(授乳とおむつ交換の回数)データをスマートフォンアプリケーションで入力しクラウドで管理することで,外出時の男性や親族と共有する機能を実装し検証した.

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