6X-03
色の周辺視野特性を考慮した広角視覚像
○上野真実(お茶の水女子大),齋藤 豪(東工大)
人間の視野を考慮する際に、周辺視野で起こる視力低下などの人間の視覚特性を用いて
注視点からの距離で重み付けをする手法がよく見られるが、
それは人間の視覚を厳密に再現しているわけではない。
実際は周辺視野の見えは周波数的に一様に見えなくなるのではなく、
周波数毎に視感度が異なり、色によって色感度の変化も異なることがわかっている。
この視感度はCSF(Contrast Sensitivity Function)と呼ばれ、
輝度の明暗や反対色のコントラストにより周波数ごとに計測が行われている。
そこで本研究では、局所的に通過帯域制限を行って、
周辺視野における視覚特性をCSFを用いて考慮した広角視覚像を提案する。

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