6W-03
匿名加工における攻撃者知識と安全性に関する評価
○林 弘悦(中大),西山賢志郎,土井 洋(情報セキュリティ大),趙 晋輝(中大)
個人の情報を含むデータを加工することでプライバシーを侵害することなく分析,利用可能な形式に変換する処理を匿名加工と呼ぶ.匿名加工されたデータの安全性を評価するためには,適切な攻撃者モデルの設定は不可欠である.攻撃者モデルとしては,例えばDomingo-Ferrerらにより定義された最大知識攻撃者モデルが使われる場合がある.一方,攻撃者モデルを変えた場合は安全性への影響が生じるはずであり,これらの関係についても適切に評価しておく必要がある.本報告では,匿名加工データにおける安全性と攻撃者モデルの関係性について,理論的な検討結果と実験評価を示す.

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