6W-02
データ提供時のプライバシ設定の適正度を定量化する指標の提案
○萱場啓太,生出拓馬,阿部 亨,菅沼拓夫(東北大)
利用者に関するデータを利活用するサービス(位置情報を利用したナビゲーションサービスなど)が急増していることから,利用者が自身に関するデータの提供の可否を決定する機会が今後ますます増えると考えられている.データ提供の可否決定時に利用者は,自身の感覚や独自のルール(データ提供ポリシ)に従ったプライバシ設定を行う.しかしプライバシ設定の機会が増えることで,自身のデータ提供ポリシに反する誤ったプライバシ設定を利用者が行ってしまい,利用者の意図しないデータが提供される恐れがある.これに対し本研究では,利用者のデータ提供ポリシに基づくプライバシ設定を推測し,この推測プライバシ設定から利用者が実際に行ったプライバシ設定が逸脱している程度を示す指標を提案する.

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