6V-06
スマートデバイスによる歩行者行動を考慮したナビゲーションシステムの提案と実装
○佐々木柾人,松原俊一,Martin Duerst(青学大)
本研究ではユーザの歩行速度を考慮し,ユーザに負担なく目標時間に到着できるナビゲーションシステムを開発した.このシステムは Smart Phone の加速度センサを利用し,歩き,走り等の行動を認識する.そして目標時間に到着可能なように,Smart Watch を通じて行動の変更を促す.速度を考慮したナビゲーションは,普段使用しない経路でも過剰な運動をせず,一定のペースで目的地に到達できるためユーザの負担を減らせる.速度の推定方法としては,GPS とデットレコニングを複合し,カルマンフィルタにて精度の向上を図る手法を使用する.そのため GPS で測位が困難な場所を通る場合でも,ナビゲーションが可能となる.評価では既存のナビゲーションシステムと,目的地までの運動量,心拍数等で比較をする.

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