6T-04
複数のウェアラブル端末の時刻差分を用いた行動推定
○伊藤 将,藤田 悟(法大)
端末の加速度センサから行動を推定する研究が数多く行われている。従来の手法でも、推定精度向上のため複数のセンサを用いている研究もあるが、それぞれのセンサから独立して特徴を抽出し、学習しているにすぎない。そこで本研究では、 GPSを用いて複数端末を正確に時刻同期させることで、 複数端末の加速度センサを正確に同期し、その同期されたデータから特徴を抽出する方法を提案する。すなわち、加速度波形の同位相や逆位相といった位相差から、左右の腕が連動している動きや体全体で感じる振動などを新たに推定することが可能となる。さらに従来の手法で、ある程度推定可能な“歩く”、 “走る”などの基本的な行動の推定精度も向上することが見込まれる。最終的に分類精度(再現率、 適合率)の評価実験で、提案手法の正当性を示す。

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