6S-06
閾値暫定法を用いたエクスターナルグリッドにおける高速性・機密性・信頼性のトレードオフ関係の定量的考察
○田中祐生,遠藤慶一,樋上喜信,小林真也(愛媛大)
エクスターナルグリッドでは,インターネット上の不特定多数の計算機を用いてグリッドを構成するため,信頼できない計算機が混入する恐れがある.このような計算機に処理を委託すると,機密性や信頼性が確保されない.この対策としてセキュアプロセッシングの研究が行われてきた.しかし,セキュアプロセッシングを用いると機密性や信頼性は向上するが,処理時間が増加してしまうという問題がある.この問題に対する対策として,先行処理がある.本研究では,セキュアプロセッシング,及び,先行処理の一種である閾値暫定法を用いたグリッドにおいて,高速性・機密性・信頼性のトレードオフ関係を定量的に示す.

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