6S-01
完全準同型暗号によるゲノム秘匿検索の分散処理に関する一検討
○山本百合,小口正人(お茶の水女子大)
バイオインフォマティクス研究における個人ゲノムのプライバシ保護の観点から,完全準同型暗号と離散データ構造を用いたクライアント・サーバ型のゲノムの秘匿検索手法が提案されている.しかしながら,従来手法は完全準同型暗号の特殊性により,サーバサイドでの計算量が大きく,かつクライアント・サーバ間の複数回の通信を必要とする.本研究では,従来手法のサーバサイドの計算に対してmaster/worker型の分散処理を適用し,離散データ構造を用いたゲノム秘匿検索における計算の効率化を進め,クラウドコンピューティングへの適用を目指す.

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