6Q-06
深層学習を用いた画像刺激による脳活動データの説明文生成
○松尾映里,小林一郎(お茶の水女子大),西本伸志,西田知史(NICT),麻生英樹(産総研)
近年,脳神経生理学の分野では,脳の活動パターンから人の想起している言語意味情報を解析する研究が盛んになっている.本研究は,画像を見た人の脳活動をfMRIで観測し,人が画像刺激によって頭の中に抱いた意味表象,すなわち画像によって想起された事象を,観測されたデータから深層学習を用いて説明する文生成手法を構築する.しかし,深層学習では一般に学習用の大量のデータが必要であり,fMRIにより観測する脳活動データは取得のためのコストが大きく,大規模なデータ収集は困難である.そこで,画像に映る事象に対して自然言語による説明文を生成するキャプション付けの技術の援用や,事前学習の導入などを検討し,少量データの効果的利活用を行う.

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会