6Q-05
モンテカルロ木探索を用いた構文木構築に基づく非決定的な文生成
○熊谷香織,小林一郎(お茶の水女子大),持橋大地(統数研),麻生英樹(産総研),中村友昭,長井隆行(電通大)
自然言語処理の分野において、非言語情報を言語で表現する文生成の研究が盛んになってきている。
近年の一般的な文生成手法は、言語モデルによる単語の予測をするもので、統語情報を考慮したものが数少ない。
我々は統語構造を考慮した非決定的な文生成手法を提案する。
本手法は、文生成のアルゴリズムとしてモンテカルロ木探索を使用し、
適用規則に文脈自由文法を用いた、構文木構築に基づく文生成を行った。
文生成の目的として生成内容を入力情報として与え、
探索中のシミュレーションで得られた生成文を生成内容との類似度に基づき評価することで生成内容を踏まえ、かつ多様な言い回しが実現可能な文生成アルゴリズムを開発した。