情報処理学会 第79回全国大会講演要旨

生活エネルギー収支を“ゼロ”にするネット・ゼロ・ハウス(ZEH)が注目されている。ZEHは創るエネルギー量が消費エネルギー量と同じになることを目指し、省エネルギー設備を備えている。しかし、創るエネルギー量と消費エネルギー量の調和を図るための手法が定まっていない。調和を図るためには消費電力予測が必要になると考えられる。さらに学習に用いるデータの集積方法も重要であり、従来では独自のセンサネットワークを構築し学習データを集積していた。ZEHの消費電力予測では一般家庭への導入を容易にするためにHEMSデータのみで予測することが重要である。本研究ではHEMSによる学習データの集積システムの実装とHEMSデータより消費電力予測のモデル作成と評価を行う