6M-09
英語音声における連音の自動検出の検討
○佐藤 玄,加藤正治,小坂哲夫(山形大)
ネイティブ話者は連音を用いて発音をしていることが日本人がネイティブ話者の発音を聞き取れないことの一因となっている。本研究では、ネイティブ話者の発音にはどのような連音が発生する可能性があるのかについて調査し、実際の発音から連音が検出できるかに関して検討を行うことを目的とする。具体的な手法としては、実際の発音に関して連音が生じた場合の音素列と生じない場合の音素列を含む音素ネットワークを作成し、Viterbiアルゴリズムを用いて音響尤度の計算を行う。最も尤度が高い経路を認識結果とすることにより、連音の検出を行う。実験の結果、実際の発音に関して70%程度の精度で連音が検出できることが判明した。

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