6M-04
非言語音響情報を利用した対話破綻検出に関する検討
○阿部元樹,栂井良太,綱川隆司,西田昌史,西村雅史(静岡大)
近年,雑談対話システムの研究開発が盛んに行われている.しかし,システムが対話制御に失敗すると,不適切な応答をユーザに返す「対話破綻」という現象が発生することがある.対話破綻が発生するとユーザとの自然な対話の実現の阻害要因となり,速やかな破綻検出とそのリカバリが必要である.本研究では先行研究で行われている言語的素性に対して新たに音響的素性に着目し,言語情報と音響情報を併用することで対話破綻分類にどのような影響が出るかを考察した.また,対話破綻時と非破綻時で音響的に変化することが示されているポーズ長,発話長や有音率といった10個の音響的素性を用いた対話破綻検出器の構築とその性能評価を実施した.

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