6L-05
楽曲の構成を考慮した進化的自動作曲
○戸松研人,長尾智晴(横浜国大)
近年,歌声合成ソフトの開発や,動画共有サイト・SNSの発展が進んでいる.それに伴い,音楽の知識を持たない人でも楽曲を生成できるような,コンピュータによる自動作曲技術の発展が期待されている.本研究では,進化計算法のひとつである遺伝的アルゴリズムを用いて,ポップスの楽曲によく見られる「Aメロ・Bメロ・サビ」の構成をもつ楽曲を生成する.適応度関数として,音楽理論の観点から楽曲を評価する関数だけでなく,抑揚やつながりの観点から楽曲を評価する関数を導入することにより,全体の構成を考慮した楽曲を生成する.また,生成過程にユーザ評価を取り入れることにより,生成される楽曲にユーザの意図を反映することを目指す.

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