情報処理学会 第79回全国大会講演要旨

本研究では，ジオタグ付ツイートデータを時間と場所と言語に基づき分析し，ユーザ行動に対する認知特性の解明を目指す．特に，認知特性の一要素として発信場所と言語形態の相違に着目し，多言語である欧州のツイートを対象とし，ツイートの発信場所における言及内容の言語に対する特徴語を抽出する．具体的には，まず，ツイートで言及した言語を言及言語として抽出する．次にツイートの発信位置の緯度経度より，発信国を特定し，発信国ごとの各言及言語におけるTF-IDF値を算出し，特徴語として抽出する．本稿では，発信国における言及言語（各国）の特徴語の相関から任意の国に対する各国の認知特性について考察する．