情報処理学会 第79回全国大会講演要旨

平成27年の国勢調査からインターネット(ウェブ)回答が本格的に導入されるように、ウェブ社会調査は普及の方向に向かっている。われわれは、ウェブ社会調査を改善するために、これまで従来の質問紙を利用した郵送調査とウェブ調査を比較する調査研究を実施してきた。ウェブ調査では回答者層の偏りが問題になることがあるが、われわれは選挙人名簿から無作為抽出して調査を依頼した。また、ウェブ調査では、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、PCなどの多様な端末に対応したユーザーインターフェイスを提供するシステムを開発し使用している。
今回の発表では、郵送による質問紙とウェブ調査の回答内容の比較分析やウェブ調査の回答プロセスの分析などを示す。