6F-01
商用デジタルカメラ画像から緑赤植生指標を得る簡便方法の提案
○尾崎敬二(国際基督教大)
商用デジタルカメラに可視光を遮断する赤外レンズフィルターを装着して近赤外画像を取得し、可視光画像との組み合わせで植物の活性度を表す植生指標を推定してきた。2枚の画像を組み合わせて、高精度に標準植生指標を推定する手法は、ほぼ確立できている。しかし、この手法は、手順が複雑で困難であった。そこで、可視光画像のみで植生指標を推定できる簡便な方法を提案し、従来の標準植生指標による結果と比較し、その有用性を検討する。提案する緑赤植生指標の推定値は、実際の分光反射率測定値から算出の値との差が大きいと予想するが、植生の分布状況をおおよそ把握する上では、実用上、簡便さによる優位性を示すものと期待できる。

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