6D-04
健常者をセンサノードとして用いたバリア検出手法に向けて
○宮田章裕,荒木伊織,王 統順,鈴木天詩(日大)
現在,屋内外には段差などのバリアが多数存在し,障害者・高齢者の円滑な移動を妨げている.バリア位置を事前に把握できれば,彼らは移動計画が立てやすくなるが,既存のバリア検出手法には問題がある.例えば,加速度センサを搭載した車椅子を用いてバリア検出する手法があるが,これは車椅子が通過したエリアのバリアしか検出できない.そこで,我々は,健常者であってもバリアに遭遇すると歩行パターンに変化が生じるという予備実験の結果に着目し,車椅子が通過したことがないエリアについても,健常者の歩行パターンから近似的にバリアの有無を判定できるという仮説を立てた.本稿では,この仮説に関する基礎検討について報告する.

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