6D-03
対話における韻律情報の関係が生理的セラピー効果に与える影響
○林　里奈（日本自動車部品総合研），加藤昇平（名工大）
音声フィードバックに特化したコミュニケーション・トイの台頭は目覚ましいが，コミュニケーション・トイは通常のぬいぐるみと比較して，飽きが早いというのが実情である．一方，おしゃべりを真似するぬいぐるみは，録音したユーザの発話を再生してオウム返しするだけという単純な仕組みでありながら，対話ぬいぐるみ以上の人気がある．そこで本稿では，発話音声の基本周波数の引き込み現象に注目し，ユーザの発話音声の基本周波数に基づき，応答音声の基本周波数を調整して発生するシステムを構築し，応答音声の基本周波数調整の有無が生理的セラピー効果に与える影響を検証したため，報告する．
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