6D-01
リビングルーム在室者の身体動作に基づく会話ロボットのための話しかけに適切なタイミング推定に関する基礎検討
○藤本雄一郎，永澤由基，藤田欣也（農工大），徐　建鋒，酒澤茂之（KDDI総合研究所）
会話ロボットによる情報提供においては，ユーザの日常生活を阻害しないタイミングでの話しかけが求められる．そこで，リビングルームにおける適切な話しかけタイミングの推定を目標に，在室者の活動の断続と主観的な話しかけ許容度の関連性を実験的に調査したところ，活動の持続中，中断時，終了時の順に許容度が高かった．そこで，模擬リビングルーム環境において，間欠的に在室者に話しかけて回答させた話しかけ許容度と，デプスカメラを用いて計測した頭部，上肢，体幹の動きの関係を分析した．その結果，活動の遷移を反映すると考えられる頭部や体幹の大きな動き，さらに，活動内容と関連すると予想される細かな上肢の動き等と話しかけ許容度の関連性が示唆された．
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