6C-01
Windows Subsystem for Linuxによりプログラムの互換性と持続性と高める研究
○松浦智之,當仲寛哲(USP研),大野浩之(金沢大)
2016年8月2日,MicrosoftはWindows 10向けにWindows Subsystem for Linuxをリリースした.これは同社が公式に提供したPOSIXに準ずる環境である.2016年現在,世界のデスクトップコンピューターのシェアは,Windowsが約9割,Mac OS X以降とLinux系OSで約1割であるが,その9割がPOSIXに準ずる環境を持ちつつある.つまり近い将来,ほぼ全てのコンピューターがPOSIXに準ずる環境を持つようになる.そこで筆者らは「POSIX中心主義」と名付けたPOSIX規格に極力準拠したプログラミング指針を提唱した.これにより,OSを限定しない極めて高い互換性と,POSIX準拠OSが存在する限りの持続性を得られる可能性がある.

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