6A-07
C++14 における名前付き引数の実装
○鈴木 遼,長 幾朗(早大)
C++ は名前付き引数を言語機能レベルでサポートしないが、演算子のオーバーロード等により、他の言語で実装されている名前付き引数に相当する機能をユーザが実現できる。C++11 以降の C++ 標準規格に導入された Variadic Templates や constexpr, ユーザ定義リテラル等の言語機能により、名前付き引数を C++ で再現する際の選択肢が広がり、実装時のコストやランタイムのオーバーヘッドは小さくなった。古くから使われている Named Parameter イディオムや、Boost ライブラリ等の OSS における C++ 名前付き引数の実装の調査を踏まえ、既存のプロジェクトに組み込みやすく、柔軟性とパフォーマンスに優れた C++ 名前付き引数ライブラリの実装を提案する。

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