6A-06
マイクロホンアレイ搭載UAVを用いた屋外実環境実時間音源探査
○干場功太郎(東工大),若林瑞保,鷲崎 海,石木隆洋,公文 誠(熊本大),Daniel Gabriel(東工大),中臺一博(東工大/ホンダRIJ),奥乃 博(早大)
筆者らはこれまで,被災地等での要救助者の探索を目的に,マイクロホンアレイを搭載したUAVによる音源探査手法について検討を行ってきた.本稿では,実環境・実時間で音源探索を行うために構築したシステムについて述べる.実環境で動作するシステムとするための課題として,セットアップの簡易化,無線伝送のロバスト性の確保,アレイの配置や設置場所の決定などが挙げられる.また,実時間で動作するシステムとするための課題として,最適なパラメータチューニングが必要である.これらの課題を解決し,実環境・実時間で動作するシステムを構築した.また,音源探査結果を直感的にユーザーに提示することのできるUIを設計した.構築したシステムを用いて,2016年11月に行われたJST ImPACT タフ・ロボティクス.チャレンジ 第三回フィールド評価会において,被災地を模したフィールドで実際にUAVを飛行させ,音源探査を行うデモンストレーションを行い,有用性を確認した.

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