6A-03
モデル検査に基づくネットワーク機器製品の性能検証手法
○大林浩気(日立)
組込みソフトウェアにおいては、厳しいリソース制約下で応答時間などの性能要件を満たすことが要求される。しかし、従来の実機を用いたテストでは、ソフトとハードが揃う下流工程でないと実施できないために不具合発覚時の手戻りが大きかった。そこで上流工程で性能検証を可能とするために、規格と仕様に対して満たすべき性能情報を付加した振る舞いモデルを定義し、モデル検査によって性能を検証する方法を提案する。ネットワーク機器製品のプロトコル機能の設計に適用した結果、タイミングに依存する性能上の不具合を発見できた。

footer 著作権について 倫理綱領 プライバシーポリシー セキュリティ 情報処理学会